【解説】
紺紙十七紙を継いだ経巻で,紺紙の表には金泥(きんでい)で宝相華(ほうそうげ)文様を描き,題箋に「大毘盧遮那成仏経巻第五」の経題を書き,見返しには鷲霊山での釈迦説法の図を描いている。軸木は杉製で,両端に金銅撥形(こんどうばちがた)金具に魚々子(ななこ)で宝相華文様を彫り出したものをつけている。本文は「大毘盧遮那成仏神変加持経巻第五,字輪点第十」から書き始め,銀罫の間に金泥をもって楷書で記した装飾経で,奥書はないが,鎌倉時代初期(13世紀前半)の作。
名称 | 紺紙金泥大毘盧遮那成仏経巻第五 | |
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よみがな | こんしきんでいだいびるしゃなじょうぶつきょうかんだいご | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 典籍 | |
所在地 | 尾道市瀬戸田町 | |
員数 | 1巻 | |
指定年月日 | 昭和46年4月30日 | |
構造形式 | 巻子本 | |
法量 | 全長900cm,幅26cm | |
公開状況 | 収蔵庫に保管しているため事前に連絡必要(08452‐8‐0427) | |
交通案内 | ○瀬戸田港から南東へ約7km ○西瀬戸自動車道「生口島北I.C」から南西へ約5km ○西瀬戸自動車道「生口島南I.C」から北東へ約3km |
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