【解説】
戦国時代の天文24年(1555)製作の和鐘で,三原鋳物師の製作したものである。撞座(つきざ)には蓮華文を鋳出している。
また,慶長の追銘には,豊臣秀吉の朝鮮侵略の時に供出されようとした本鐘が,町衆の寄附によって免れたことが刻してあり,天文年間(1573~1591年)当時の和鐘様式を良く伝えているのみならず,向上寺自体の歴史を語る資料としても貴重である。
向上寺は臨済宗仏通寺の大通禅師の開山になる寺で,瀬戸田水道北口に位置する。国宝三重塔があることでも著名である。
名称 | 銅鐘 | |
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よみがな | どうしょう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 尾道市瀬戸田町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 平成5年2月25日 | |
構造形式 | 和鐘,撞座に蓮華文 | |
法量 | 総高93.5cm,口径59.5cm | |
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○瀬戸田港から北東へ約800m ○西瀬戸自動車道「生口島北I.C」から西へ約8km ○西瀬戸自動車道「生口島南I.C」から北へ約9km |
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