【解説】
本像は,大聖院観音堂の本尊として,内陣須弥壇(しゅみだん)上の厨子(ずし)内に安置されている。本面の清楚な表情や豊潤な肉身には生彩さがあり,均整のとれたプロポーションや頭上仏面の面貌も的確に丁寧に仕上げられている一方,衣文(えもん)は全体的に形式化している。
本像は,元厳島社本地堂(ほんじどう)に祀(まつ)られ,明治初年の神仏分離により大聖院に移されたことが分かるなど,伝来由緒の確かなものである。
名称 | 木造十一面観音立像 | |
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よみがな | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 平成22年4月19日 | |
構造形式 | 寄木造,玉眼嵌入,白亳(びゃくごう)水晶嵌入 | |
法量 | 像高193.8cm,台座高21.4cm | |
公開状況 | 公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1.5km。 | |
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