【解説】
本像は檀色を加えた檀像(だんぞう)彫刻の特色である木目の美しさを示している。図像的には通有の十一面観音であるが,像の保存が全般的に良好なのが特色である。また,頭髪毛筋の丁寧な刻出,知的で秀麗な面相,宋風を加味した写実的な襞(ひだ)の処理,正面側面にわたる肉体の把握感覚など,いずれも鎌倉時代(1192~1332)の標準的な様式を示している。
名称 | 木造十一面観音立像 | |
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よみがな | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 呉市倉橋町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 平成5年10月18日 | |
構造形式 | 檜材,寄木造,壇色彩 | |
法量 | 像高134.0cm | |
公開状況 | 公開日時:密仏のため33年に1度と17年に1度,開帳がある。 | |
交通案内 | ○JR「呉駅」から「倉橋方面行」バスで「本浦」下車 ○広島市からは車で国道33号線を南下,約40km |
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