【解説】
顔面が少々摩滅しているのが残念であるが,眼は半開の木眼になり,当初の威厳をうかがうことができる。頸には三道を表わし,条帛(じょうはく)は左肩より右脇にかけ天衣は両肩より下腹・膝前に2段にかけ,その彫成には頸著な翻波(ほんぱ)文を彫出している。右手は垂れて著しく長く不自然に見えるが,この一種の不安定感が欠点とは感ぜられず,かえって仏像の彫法的な表情をよく表現している。左右両腕両手頸には同形の釧(くしろ)を彫作している。
名称 | 木造十一面観音菩薩立像 | |
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よみがな | もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 庄原市実留町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和59年11月19日 | |
構造形式 | 一木造 | |
法量 | 像高179.0cm,頭頂より顎まで48.0cm,肩幅50.0cm | |
公開状況 | 非公開 | |
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