【解説】
西光寺は中世にこの地方を支配した和智氏にゆかりのある寺で,この像も同寺に古くから伝えられている。眼は玉眼で顔面・胸部に梨地の金泥(きんでい)を塗っている。彫法に翻波(ほんぱ)式刀法を残すなど古い形を残している。保存がよく全体的にバランスの整った像である。室町時代(1333~1572)の作である。
なお,体内仏は寄木造,像高18cm,膝張15cmの小像で,法衣の文様などから江戸時代(1603~1867)のものと考えられる。
名称 | 木造阿弥陀如来坐像 附体内仏,木造阿弥陀如来坐像1躯 |
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よみがな | もくぞうあみだにょらいざぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 三次市吉舎町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和58年3月28日 | |
構造形式 | 寄木造,玉眼 | |
法量 | 像高43.5cm,膝張35.5cm 胎内仏/像高18cm,膝張15cm |
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公開状況 | 事前に連絡必要(西光寺:0824-43-3029) | |
交通案内 | ○JR「吉舎駅」から北西に約3.8km ○JR「三良坂駅」から南東に約3km,「三次甲山線」バスで「一の渡」下車,北へ約700m |
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