【解説】
時宗の寺院である西郷寺の開基と伝えられる六代遊行(ゆぎょう)上人一鎮の坐像である。
この像は非常に写実味豊かで,頭部・顔面の筋骨や肉付きは巧みに表現されており,顔面・両手の皮膚色・唇の朱色等の彩色にすぐれている。像の仕上げは,木彫の上に麻布を貼り漆を塗布する方法を二度くり返し,像全体に穏やかさを漂わせる工夫がなされており,作者は不詳ながら,その確かな技術がうかがえる。南北朝時代(1333~1392)の作。
名称 | 木造一鎮上人坐像 | |
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よみがな | もくぞういっちんしょうにんざぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和54年11月2日 | |
構造形式 | 寄木造,乾漆,玉眼 | |
法量 | 像高80cm,膝張82cm | |
公開状況 | 事前に連絡必要(0848-37-2264) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「防地口」下車,北西へ約250m | |
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