【解説】
室町時代中期(15世紀)の作。寄木造。実蔵坊に伝わるものだが,像底部の六角柱に承応3年(1654)銘の墨書があり,もと京都・醍醐寺にあったことが知られる。
この像は蓮華台座に半跏(はんか)して坐り,法衣は通肩(つうけん)にまとい袈裟をかけ衣文は写実的である。胸の下部に褌帯(こんたい)をあらわしているのは珍しい。円頂であり白毫をはめ,眼は玉眼に造る。頸部に三道があり,耳朶(じだ)には孔を貫くなど時代的技法を残している。
※白毫(びゃくごう)…仏の姿を表す三十二面相の一つで仏の眉間にあって光明を放つとされる
名称 | 木造地蔵菩薩半跏像 | |
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よみがな | もくぞうじぞうぼさつはんかぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 福山市金江町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和48年12月18日 | |
構造形式 | 寄木造,円頂玉眼,水晶製の白毫 | |
法量 | 像高55.0cm,膝張41.5cm | |
公開状況 | 非公開 | |
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