【解説】
寺伝の古記によると,本尊は当地の廃寺西大寺(西提寺とも書く)の本尊であったと伝えており,衣を通肩(つうけん)にかけ,木彫の眼を半眼に結跏趺坐(けっかふざ)し,弥陀の定印(じょういん)を結び後補の複合蓮座に坐る。衣文の彫りは後補の塗りでやや鈍るところもあるが,全体的によく鋭さをとどめている。衣の裾の端に,当初の金泥で描いた文様の痕を残している。光背(こうはい)は左上方部を欠失しているが,本体と同時代の作かと思われる。室町時代初期(14世紀)の作である。
名称 | 木造阿弥陀如来坐像 | |
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よみがな | もくぞうあみだにょうらいざぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 福山市沼隈町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和44年4月28日 | |
構造形式 | 寄木造,半眼木眼 | |
法量 | 像高67cm,膝張56cm | |
公開状況 | 事前に連絡必要(084-988-0603) | |
交通案内 | ○JR「福山駅」から「新川線」バスで「天神山」下車,北西へ約300m ○JR「福山駅」から車で25分 |
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