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広島県の文化財 - 木造薬師如来座像(安芸郡府中町)

木造薬師如来座像

【解説】
道隆寺は,平安時代(794~1191)に開創された安芸国府の古寺で,薬師如来はその本尊である。檜材で全体に素地木目があらわれ,容貌は端正で破綻の少ない佳作である。通肩(つうけん)にかけた衣がひどく薄く感ぜられ,その腹部衣文(えもん)にかすかな翻波(ほんぱ)式をうかがえる点は平安様式であるが,胎内に建仁元年(1201)の造立銘をもっている。また,この像には肉髻,白毫の痕跡がないところから,地方作との説もあるが,平安様式の流れをくむ本格的作品であることは,各所の技法から十分うかがえる。
※肉髻(にっけい)…仏の姿を表す三十二面相の一つで頭頂の髷(まげ)の形をした部分
※白毫(びゃくごう)…仏の姿を表す三十二面相の一つで仏の眉間にあって光明を放つとされる

名称 木造薬師如来座像
よみがな もくぞうやくしにょらいざぞう
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 彫刻
所在地 安芸郡府中町
員数 1躯
指定年月日 昭和32年2月5日
構造形式 寄木造,彩色
法量 像高86cm,膝張77cm
公開状況 事前に連絡必要
交通案内 ○「府中山田行」バスで「みくまり峡入口」下車,北へ約650m
関連施設 名称 道隆寺仏像収蔵庫
開館時間 事前に連絡が必要
休館日  
入館料 無料
所在地 安芸郡府中町みくまり三丁目
電話番号 082-282-4636
交通案内 ○「府中山田行」バスで「みくまり峡入口」下車,北へ約650m

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