【解説】
東禅寺は,旧名蟇沼(ひきぬ)寺といい,小早川氏の氏寺として相当の大寺であったが,雷火によって焼失し,現在は一堂を残すのみとなった。
四天王像は往時の盛運をしのぶに足りる力強い優作で,各々玉眼入り,多聞天(たもんてん)の首の柄と玉眼の押え木の墨書銘により,鎌倉時代の元徳2年(1330)6月17日に,源信成が往生極楽を願って造像したことが知られる。近くにある弁海神社旧蔵文書により,源信成は鎌倉時代末期(14世紀前半)に沼田庄梨羽(なしわ)郷弁海名の名主であったことが知られる。
名称 | 木造四天王立像 | |
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よみがな | もくぞうしてんのうりゅうぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 三原市本郷町 | |
員数 | 4躯 | |
指定年月日 | 昭和28年6月23日 | |
構造形式 | 寄木造,玉眼 | |
法量 | 像高171cm | |
公開状況 | 事前に連絡必要(東禅寺:0848-86-2461) | |
交通案内 | ○JR「本郷駅」から南へ約4.5km ○国道2号線南方郵便局から南東へ約2.5km |
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