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広島県の文化財 - 絹本著色浄土曼荼羅(尾道市東久保町)

絹本著色浄土曼荼羅

【解説】
鎌倉時代の作で,もとの軸木の銘によると寛元元年(1243)作,正慶2年(1333)修理と伝えられる。
阿弥陀三尊を中心に多数の仏たちが集まる極楽浄土の情景を描いたもので,当麻曼荼羅と呼ばれる形態の図の一つである。左右および下端にはイダイケ夫人が阿弥陀如来に帰依する物語や十六観想図などが描かれている。
絹地が横に三幅に継いであり,普通は縦継ぎであるのと異なる。このような横継ぎは幅広い画面の場合に見られる。また,画面右端の上端辺の風景描写が日本的な図になっており,中央の阿弥陀三尊は,仏身は金泥で,衣文は切金が用いられている。
廿日市市潮音寺蔵の浄土曼荼羅(当麻曼荼羅形式)に次ぐ鎌倉時代末期の,本県には少ない遺例と言える。

名称 絹本著色浄土曼荼羅
よみがな けんぽんちゃくしょくじょうどまんだら
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 絵画
所在地 尾道市東久保町
員数 1幅
指定年月日 昭和62年3月30日
構造形式  
法量 縦128cm,横128cm
公開状況 浄土寺宝物館(0848-37-2361)に展示(展示替えにより見学できない場合あり)
時間:8時30分~17時,※入館希望者は浄土寺に申込
入館料:400円
交通案内 ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車
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