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広島県の文化財 - 絹本著色如意輪観音像

絹本著色如意輪観音像

【解説】
南北朝時代の建武元年(1334)の作で,図の右下に墨書銘が見える。寺伝では足利尊氏が寄進したという。
六臂(ぴ)の如意輪観音を墨線で描き,彩色はほとんどない。水墨画的な淡彩の画像は鎌倉時代末期から室町時代(1333~1572年)へかけて出始め,それは仏画本来の礼拝の対象としてのものから鑑賞的な画へと移行することを意味するものと言われる。本画像は,上記のような絵画史的な見解とその記年銘がほぼ一致する点からみて,貴重な資料であると考える。
如意輪観音は,変化観音の一つで,如意とは如意宝珠,輪とは法輪を意味し,それらの功徳によって衆生の苦を抜き,楽を与える観音である。像形には二臂,四臂,六臂,八臂,十臂,十二臂等があるが,六臂の例が多く流布しており,その最も著名な例としては,大阪観心寺の木造如意輪観音坐像があげられる。

名称絹本著色如意輪観音像
よみがなけんぽんちゃくしょくにょいりんかんのんぞう
指定県指定
種別重要文化財
種類絵画
所在地尾道市東久保町
員数1幅
指定年月日昭和62年3月30日
構造形式
法量縦80cm,横40.5cm
公開状況浄土寺宝物館(0848-37-2361)に展示(展示替えにより見学できない場合あり)
時間:9時~16時30分,※入館希望者は浄土寺に申込
入館料:400円
交通案内○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車
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