【解説】
常盤神社本殿内に安置される玉殿のうち,戦国時代,16世紀中頃の建造と推測されている3基の玉殿。
様式的には室町時代後期(16世紀)の特徴を有する流見世棚造の小社殿で,実物と同じような仕事が施されている。保存状態も極めて良く,特に建立当初の薄長板茸の屋根が残っているのは貴重である。資料の少ない中世後期(15・16世紀)の神社社殿を知る格好の資料である。
常盤神社の沿革は詳らかではないが,明治16年(1883)に旧勝田村内の八幡神社と新宮神社(旧称熊野新宮)の二社を合併して常盤神社と改称しており,玉殿は旧八幡神社のものと思われる。「高田郡史」によれば八幡神社は天文年間(1532~1554)ごろに桂元澄が再建したと伝えられる。
名称 | 常盤神社本殿内玉殿 | |
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よみがな | ときわじんじゃほんでんないぎょくでん | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 安芸高田市八千代町 | |
員数 | 3基 | |
指定年月日 | 平成3年12月12日 | |
構造形式 | 第一殿/一間社,流見世棚造,板葺/桁行0.382m,梁間0.433m 第三殿/一間社,流見世棚造,板葺/桁行0.355m,梁間.388m 第四殿/一間社,流見世棚造,板葺/桁行0.355m,梁間0.388m |
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公開状況 | 非公開 | |
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