【解説】
児玉家はかつて「玉屋」を称したこの地方の豪農で,その主屋は18世紀中頃の建築と思われる。
規模の大きいこの建物は,ほぼ当初の状態をよく伝えており,表の部屋と納戸境の筋には一間ごとに配置された柱が正確に残っており,台所の板の間が土間にそのまま出ているのは地方的古式を伝えるものである。土間上部の梁組は二重の井桁せいろう組みで,この地方の特色を表しており,極端な巨材を用いていないのは年代的にふさわしい構造である。
名称 | 児玉家住宅 | |
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よみがな | こだまけじゅうたく | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 安芸高田市甲田町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 昭和48年5月30日 | |
構造形式 | 木造,寄棟造,茅葺,平屋建つし二階付, | |
法量 | 19m×11m | |
公開状況 | 外観は公開(ただし,所有者の了解が必要) | |
交通案内 | ○JR「甲立駅」から北西へ約3.7km ○「高宮方面行」バスで「浅塚」下車,西へ約150m |
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関連施設 | 名称 | |
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