【解説】
平安時代(794~1191)の作。摩訶衍(まかえん)寺の本尊で,冠帯は欠いているが天冠台を彫り出し,彫眼の像は,条帛(じょうはく)をつけ腕釧(わんせん)を彫出してある。すこぶる重量感のある堂々とした像であるが,天衣や裳の彫は比較的浅い。背面の胸背部と腕部に内刳(うちぐり)があるが,その納入品についての寺伝はない。この像は,たびたび災禍にあったためか,彩色はほとんど剥落し,化仏,手足や天衣の先端は欠失し,現存のそれらは後補である。
名称 | 木造十一面観音立像 | |
---|---|---|
よみがな | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 尾道市原田町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和24年2月18日 | |
構造形式 | 一木造,上下二段の背刳りがある,素木 | |
法量 | 像高190cm | |
公開状況 | 非公開(33年に一度公開,近年の開帳は平成14年(2002)4月27日,次回は平成47年予定) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「原田行」バスで「八幡池」下車,北へ約2km | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |