【解説】
南北朝時代,暦応2年(1339)の作で,胎内に墨書銘がある。
「摂政(せっしょう)像」と称せられるもので,玉眼で彩色されている。摂政像は必ず笏(しゃく)を両手で持っているのであるが,本像は左手に柄香炉(えごうろ),右手に笏を持っており,摂政像の影響をうけた孝養像の一変形と思われ,同様のものは南北朝時代(1333~1392)前後からその例があらわれる。
同種の太子像中の秀作である。
名称 | 木造聖徳太子立像 (開山堂安置) |
|
---|---|---|
よみがな | もくぞうしょうとくたいしりゅうぞう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 大正元年9月3日 | |
構造形式 | 寄木造,玉眼,彩色,左手に柄香炉,右手に笏を持つ。 | |
法量 | 像高1.35m | |
公開状況 | 浄土寺宝物館で見学できる(展示替えにより見学できない場合あり) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
|
休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |