【解説】
平安時代(794~1191)の作。
千手観音で真数千手のものは数点しかなく,ほとんどが合掌手,宝鉢手の他に両脇に十九本の脇手がある四十二臂(ひ)像がごく一般的である。本像も四十二臂像で,彩色は剥落しているが,かえって木目が美しく効果的にあらわれている。
寺伝では行基菩薩作と言い,向島余崎城主で村上水軍の将鳥居資長が寄進したものと伝え,その念持仏として船中に護持し,風浪を凌いだので,「浪文観音」の俗称もある。
名称 | 木造千手観音立像 | |
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よみがな | もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 尾道市東土堂町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 | |
構造形式 | 一木造 | |
法量 | 像高106cm | |
公開状況 | 公開時間:10時~16時(但し前日までに予約が必要) 料金:300円 |
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交通案内 | ○JR「尾道駅」から東へ約450m | |
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