【解説】
浄土寺本堂の本尊で,定証起請文(じょうしょうきしょうもん)にある「本尊聖徳太子御作等身皆金色十一面観音像」と記されているのは,おそらく本像のことであろう。
檜材のこの像は,右手は施無畏(せむい)の印を,左手に開敷蓮華をさした花瓶(後補)をもつ。面相は豊満で,体躯は肥大充実し,刀法も鋭く,全身を金色の寂光に包まれた端厳な尊容の像である。平安時代も初期に近い頃(9世紀)のすぐれた作である。
名称 | 木造十一面観音立像 | |
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よみがな | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 | |
構造形式 | 檜材,一木造 | |
法量 | 像高1.6m | |
公開状況 | 非公開(33年に一度開帳,近年の本開帳は平成13年4月13日~15日にあった) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |