【解説】
採桑老(さいそうろう)と陵王(りょうおう)を除いた5面は,承安3年(1173)8月平家一門によって厳島神社に寄進されたもので,その精巧な彫技,薄手な軽快さは後代に見られない。中でも抜頭(ばっとう)は当時著名の仏師行命が京・尊勝寺(そんしょうじ)の面を範として作ったもので,さすがに出色のできばえである。二の舞の二面に「盛国朝臣調進」,納曽利(のそり)に「台磐所調進」,還城楽(かんじょうがく)に「政所御寄進」などその寄進者銘が史的興味をそそる。
採桑老には鎌倉時代の建長元年(1249)の銘がある。
名称 | 舞楽面 (二ノ舞(2),採桑老,納曾利,抜頭,還城楽,陵王) |
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よみがな | ぶがくめん | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 7面 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 | |
構造形式 | 木造漆地彩色 | |
法量 | ||
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |