【解説】
平安時代末期から鎌倉時代(12世紀~14世紀前半)の大小種々の狛犬で,野坂文書や具注暦(ぐちゅうれき)裏書にその存在が記されている。嘉禎3年(1237)に作られた26頭の狛犬もこの中の一部をなしていると思われる。
この中で小さい2頭だけが玉眼入りの極彩色で,その彩色も塗りかえた形跡がある。胴部は漆箔,足の毛や立髪は緑青,舌や腹部は朱が塗られていたと思われる。21cmと小型であるところから,かつては玉殿(ぎょくでん)に置かれていたことも考えられる。
名称 | 木造狛犬 | |
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よみがな | もくぞうこまいぬ | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 14躯 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 | |
構造形式 | 漆箔 小さい2躯は玉眼,極彩色 |
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法量 | 高さ21~61cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物収蔵庫の企画展で随時公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |