【解説】
中央の一群は如来を中心に十一尊を,左右は各五尊の像を各々一材の白檀から彫り出し,飛天や天王,花形のぶどう唐草文など簡勁古致(かんけいこち)な金銅金具で装飾された黒漆塗の箱に入れて,蝶番で接合した携帯用の厨子である。このような携帯用龕(がん)は,7世紀頃中央アジアから中国にかけて盛んに用いられ,本品も晩唐期(9世紀後半)の作と考えられる。あるいは平安貴族の念持(ねんじ)であったものを寄進したのであろうか。
名称 | 釈迦及諸尊箱仏 | |
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よみがな | しゃかおよびしょそんはこぼとけ | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1箇 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 | |
構造形式 | ||
法量 | 高さ21cm,幅17cm,厚さ4.7cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物収蔵庫の企画展で随時公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |