【解説】
鎌倉時代の文保元年(1317)の作。
両界曼荼羅図で,描写は伝統的な手法により,重厚な筆致と鮮やかな彩色で,きわめて精緻に描かれている。諸尊像には補筆や補彩がなく,描表具や八双金具は当初のもので,軸木に墨書で「文保元年丁巳二月四日」の銘がある。
当時の懸曼荼羅の原形を伝える貴重な資料である。鎌倉時代末期の仏画で年紀のあるものが少ないことから考えると,制作年代が明確であり,基準作例としての価値は大きい。
名称 | 絹本著色両界曼荼羅図 附旧軸木2本 文保元年二月益円の銘がある |
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よみがな | けんぽんちゃくしょくりょうかいまんだらず | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 絵画 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 2幅 | |
指定年月日 | 昭和53年6月15日 | |
構造形式 | 胎蔵界/画絹四副一鋪 金剛界/画絹四副半一鋪 |
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法量 | 胎蔵界/縦263.0cm,横183.5cm 金剛界/縦251.0cm,横185.0cm 旧軸木/軸長各184.0cm,軸径各5.0cm |
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公開状況 | 浄土寺宝物館に展示(展示替えにより見学できない場合あり) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |