【解説】
標高535mの篁山(たかむらやま)山頂に建つ16世紀の建物で,永正8年(1511)に屋根や柱組みが造られた後,天文14年から17年(1533~1536)頃須弥壇などを整えて完成した。須弥壇腰板裏に天文14年の墨書があり,高屋や入野の大工が工事にあたったことが分かる。
規模の大きな方三間の堂で,軒先など当初の材がよく残されている。木割が太いので比較的しっかりした感がある。16世紀の瀬戸内地方の寺院建築の好例である。
竹林寺は真言宗寺院で,中世には平賀氏の祈願寺のひとつであった。
名称 | 竹林寺本堂 附厨子1基 棟札1枚(享保九年十一月) |
|
---|---|---|
よみがな | ちくりんじほんどう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 東広島市河内町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 昭和57年6月11日 | |
構造形式 | 本堂/桁行三間,梁間三間,一重,寄棟造,向拝一間,こけら葺 厨子/桁行一間,梁間一間,入母屋造,妻入,板葺 |
|
法量 | ||
公開状況 | 外観は常時公開 | |
交通案内 | ○国道432号と県道東広島本郷線の交差点から東へ約3km,竹林寺車道に入り約4km | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |