【解説】
弘安元年(1278)10月,尾道の富商・光阿弥陀仏のために,子息の光阿吉近(こうあよしちか)が建てた供養塔。光阿弥陀仏は,浄土寺が定証(じょうしょう)によって再興される以前に,現在の浄土寺阿弥陀堂などの修造に尽力した人物である。
塔身に胎蔵界四仏の種字をきざみ,法華経・浄土三部経・梵網経(ぼんもうきょう)などを奉納したものである。基礎に格狭間(こうざま)をつけ,塔身の上に高欄を設けるなど整備した形を示すが,笠の上に露盤をおき請花・宝珠にしてあることは古調で,大きい基壇とあいまって重厚豪快な感じがする。鎌倉時代(1192~1332)の石造宝塔の中では年代が古く,形態もよく整った優品である。
名称 | 浄土寺納経塔 | |
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よみがな | じょうどじのうきょうとう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1基 | |
指定年月日 | 昭和28年8月29日 | |
構造形式 | 高さ2.7m,石造,宝塔基壇付 | |
法量 | ||
公開状況 | 境内で見学可能 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |