【解説】
金梨子地(きんなしじ)に五七桐を青貝螺鈿(あおがいらでん)にし付描をしたもので,小品ながら製作がすぐれ,完存する南北朝時代(1333~1392)の合口拵腰刀(あいくちこしらえこしがたな)としての資料的価値は高い。中身は,平造,内反りの小振りの短刀で,庵棟,鍛えは小板目(こいため),刃文は細直刃でほとんど欠け出し,匂口(においくち)うるむ,彫り物は表に巧みな素剣がある。目釘孔の下に「友成作」の三字銘がある。中身が傷んで完全でないのは惜しまれるが,平安時代(794~1191)の銘がある短刀はほとんど他に例がない。足利尊氏の所用という。
名称 | 梨子地桐文螺鈿腰刀 中身に友成作と銘がある 附蒔絵箱 |
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よみがな | なしぢきりもんらでんこしがたな | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 国宝 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日(重要文化財指定) 昭和31年6月28日(国宝指定) |
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構造形式 | 平造,庵棟 | |
法量 | 総長37.2cm,刃長20.3cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |