【解説】
糸まきのひのきの薄板(三十四橋)の表裏に胡粉(ごふん)の下地をほどこし,雲母(きら)を塗り,上に金銀の切箔(きりはく),野毛砂子(のけすなご)を散らし,濃厚な岩絵具を使って表には松の下に公達(きんだち),女房,女童(めわらべ)など三人の姿を,裏には紅梅の老樹咲く州浜に香炉と片輪車を描いてあるが,この両面の絵はともに「あしで文字」をまじえているところから,本来は歌意を表わしたものと思われる。本社古神宝類中の檜扇とともに,平安時代(794~1191)の檜扇としてまれな遺例で,あしで歌絵の資料としても貴重なものである。
名称 | 彩絵檜扇 (伝平氏奉納) |
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よみがな | さいえひおうぎ | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 国宝 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1柄 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日(重要文化財指定) 昭和27年11月22日(国宝指定) |
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構造形式 | ||
法量 | 縦29cm,横47cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |