【解説】
室町時代・永享4年(1432)建立の塔。信元・信昌を檀那として建立された。全体に和様を基調とするが,各重の垂木を扇垂木(おうぎたるき)とし,花頭窓(かとうまど)を入れるなど,細部にかなり濃厚に禅宗様の手法が取り入れられている。肘木鼻(ひじきばな)やすみ木持ち送りの彫刻なども巧みに作られ,尾垂木下絵様肘木(おだるきえようひじき)の先端は全部彫刻を施し,かつ彩色を施した絢爛(けんらん)豪華なものである。
向上寺は瀬戸田港北側,瀬戸田水道を一望できる小高い丘の上にある。室町時代(1333~1572)に始まる禅宗寺院で,小早川氏一族である生口氏と深い関係を持っていた。
名称 | 向上寺三重塔 | |
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よみがな | こうじょうじさんじゅうのとう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 国宝 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 尾道市瀬戸田町 | |
員数 | 1基 | |
指定年月日 | 大正2年4月14日(重要文化財指定) 昭和33年2月8日(国宝指定) |
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構造形式 | 三間三重塔婆,本瓦葺,高さ19m | |
法量 | ||
公開状況 | 外観は常時公開 | |
交通案内 | ○瀬戸田港から北東へ約800m ○西瀬戸自動車道「生口島北I.C」から西へ約8km ○西瀬戸自動車道「生口島南I.C」から北へ約9km |
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関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
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入館料 | ||
所在地 | ||
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