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動物愛護センターの日常5(モデル犬紹介「たら」)

印刷用ページを表示する掲載日2014年4月2日

  動物愛護センターの日常

当センターであった日々の出来事等について,ご紹介していきます。

今回は新しくモデル犬となった「たら」の紹介です。

(現在はモデル犬卒業済)

モデル犬「たら」の紹介です!(平成26年4月1日)

 

 新しいモデル犬たら。鑑札,注射済票,マイクロチップも入ってます!

名前は「たら」といいます。

約1歳のやんちゃな男の子です。

生後半年の時に去勢手術をしました。

「うに(♀不妊手術済み3才)」,「ほたて(♀不妊手術済み3才)」に続く,新しいモデル犬です。

よろしくお願いします!!

 

たらは,平成25年4月に所有者不明の犬(いわゆる野良犬の子犬)としてセンターに収容されました。
収容された当初は人に馴れていないことから,人の手が近づくと一歩下がり,距離をとっていました。

センターの職員が訓練していくなかで,センターの職員には距離をとることなく,センターの生活に慣れていっています。

しかし,現在でも,初めて会う人には少し距離をとることがあります。
そのため,センターの来客者にお願いして,おやつを与えてもらったり,
ふれあってもらうことにより,初めて会う人に馴れる訓練をしています。
そのようなことを行うことにより,初めて会う人に馴れるまでの時間が短くなってきています。
今後は,人間が大好きなモデル犬になってほしいと思っています。

たら子犬の頃たら生後二か月。大きな瞳がかわいいでしょう!

人に馴れていないこと以外にも,たらがモデル犬になるまでには,いろいろなことがありました。
その一つとして,モデル犬の候補となってしつけを始めた頃(3~4ヶ月齢),自分で皮膚を噛んだり,
引っ掻いたりと皮膚の状態が悪い時期がありました。
原因としては,もともと皮膚が弱い,雨の時期は湿度が高いことから皮膚のコンディションが悪かった
もしくは環境の変化によるストレスなどが考えられました。
様々な治療を行いましたが,なかなか症状は改善されませんでした。

しかし,治療を始めて2か月が過ぎ,センターの生活やしつけのトレーニングにも慣れたころから,
皮膚の状態は落ち着き,現在では,皮膚の状態が悪かったのが嘘のように改善しています。
今回のケースは環境の変化というストレスが主原因であったのではないかと考えています。

モデル犬の部屋にいるたら。遊びたいのとうったえ中もでる犬の部屋にいるたら。「ヤダ!遊びたいの!」とうったえ中

たらには,まだまだ「犬を見れば遊びたい」,「まてと言われても動きたい」と他にもたくさんの課題があります。
これらの課題を克服するように,現在も毎日少しずつしつけのトレーニングを行っています。
これからは積極的に飼育講習会のデモンストレーションや動物愛護教室に行きますので,
たらに出会ったら,触れ合ってくださいね。

 

  モデル犬集合。左からたら,ほたて,うに。

 モデル犬のうに,ほたて,たらにも是非,会いに来てください。

 

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