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紙芝居「あくしゅのおすそわけ」13

印刷用ページを表示する掲載日2011年11月1日

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ページ13

父さんは、早めに仕事を終えてくれた。僕は仕事帰りの父さんとはじめて一緒に歩く。空が茜色に染まっている。きれいな夕焼けだ。歩道橋の上で母さんが待っていてくれた。夕日に染まった歩道橋の上で、父さんの仕事振りを母さんに話すと、母さんはとても嬉しそうに聞いてくれた。久しぶりにたくさんのことを話したと思う。父「握手しよう」突然父さんが言った。父さんの手は、あの日、僕をなぐった手とは違っていた。がさがさだけど、何だか気持ちがいい。父「父さんは、どんな時も味方だよ。」僕は飛び上がるほど嬉しかった。僕「父さん、母さん、ごめんね。僕もう絶対しないからね。絶対!約束するよ。」父さんは嬉しそうだった母「いいなあ。お母さんもお父さんと握手がしたいわ。これからも助け合っていくって・・・。でも、時々は夫婦喧嘩しても許してね。」みんなで声を出して笑った。久しぶりに笑った。母「ねえ、小さいときよく歌ったでしょ。みんなで歌いながら帰らない?」三人の手がしっかりとつながった。そして歌った。♪夕焼け 小焼けで 日が暮れて 山の お寺の鐘が鳴る お手手 つないで みな 帰ろう 烏と一緒に 帰りましょ

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