県では,子供の安全な環境づくりのために「地域安全マップづくり」の普及・定着に向けた取組を行っています。
このマップづくりは,子供たちが自分の住んでいる地域を調査し「犯罪の被害に遭いそうな危険な場所」を見つけ,地図を作製することで,自分自身が犯罪被害に遭わないために危険を予測し回避する能力を身につけることが期待できるものです。
この度,「地域安全マップづくり」の指導員としての技能を習得してもらうために,大学生ボランティアを対象とする「地域安全マップづくり」の研修会を開催しました。
令和元年6月8日(土曜日)午前9時から午後0時30分まで
県庁自治会館101会議室
県内の大学に通う大学生 61名
時刻 | 内容 |
---|---|
9時00分 |
開会・主催者挨拶(県民活動課) |
9時05分 |
大学からの取組紹介 |
9時30分 |
講義~「地域安全マップづくり」の意義等について(県民活動課) |
9時40分 |
事前学習~「地域安全マップづくり」の進め方等について(比治山大学 PACE比治山支部) |
10時15分 |
演習~フィールドワーク(県庁周辺) |
11時00分 |
演習~地域安全マップの作製 |
11時40分 |
地域安全マップの発表(各班ごと) |
12時10分 |
講評・修了証交付 |
12時30分 | 閉会 |
最初に福山大学と広島経済大学から「子供の安全な環境づくり」のための活動紹介をしてもらった後,県から「地域安全マップづくりの意義」等についての講義を行いました。
その後,マップづくりの進め方等について比治山大学の学生に講師役を務めてもらい,受講者を児童と見立てての事前学習を行いました。
7~8人の班に分かれ,事前学習で学んだ危険な場所のキーワード「入りやすい」「見えにくい」をもとに,県庁周辺を歩いて調査し,子供たちに指導するポイントを習得しました。
各班ごとにフィールドワークで調査した「危険な場所」や「安全な場所」の写真や,その理由を書いた付せんを貼るなどして工夫を凝らした「地域安全マップ」を作製しました。
各班で作製したマップの発表をしてもらいました。発表者は,危険な場所のキーワード「入りやすく」「見えにくい」と安全な場所のキーワード 「入りにくく」「見えやすい」を使い分けて分かりやすく説明しました。
講師の比治山大学現代文化学部の上之園教授から,
との講評をいただきました。
地域の安全は行政や警察だけで確保できるものではなく,県民,事業者,ボランティア,関係団体など多様な主体による協働・連携した取組が必要です。
県では,今後も,子どもの安全な環境づくりに向けた取組を積極的に進めていきます。