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令和元年度「地域安全マップづくり」大学生ボランティア研修会を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2019年6月21日

 県では,子供の安全な環境づくりのために「地域安全マップづくり」の普及・定着に向けた取組を行っています。
 このマップづくりは,子供たちが自分の住んでいる地域を調査し「犯罪の被害に遭いそうな危険な場所」を見つけ,地図を作製することで,自分自身が犯罪被害に遭わないために危険を予測し回避する能力を身につけることが期待できるものです。

 この度,「地域安全マップづくり」の指導員としての技能を習得してもらうために,大学生ボランティアを対象とする「地域安全マップづくり」の研修会を開催しました。

概要

日時

 令和元年6月8日(土曜日)午前9時から午後0時30分まで

場所

 県庁自治会館101会議室

参加者 

 県内の大学に通う大学生 61名

プログラム

時刻 内容

 9時00分

開会・主催者挨拶(県民活動課)

 9時05分

大学からの取組紹介
・ 学生防犯ボランティアPACE福山支部の活動紹介(福山大学 PACE福山支部)
・ 子ども達を守ろうプロジェクトの活動紹介(広島経済大学 興動館)

 9時30分 

講義~「地域安全マップづくり」の意義等について(県民活動課)

 9時40分

事前学習~「地域安全マップづくり」の進め方等について(比治山大学 PACE比治山支部)

 10時15分

演習~フィールドワーク(県庁周辺)

11時00分

演習~地域安全マップの作製

11時40分

地域安全マップの発表(各班ごと)

12時10分

講評・修了証交付
 12時30分 閉会

研修会の様子

講義等

 最初に福山大学と広島経済大学から「子供の安全な環境づくり」のための活動紹介をしてもらった後,県から「地域安全マップづくりの意義」等についての講義を行いました。

          講義(県民活動課)

その後,マップづくりの進め方等について比治山大学の学生に講師役を務めてもらい,受講者を児童と見立てての事前学習を行いました。

          講義(比治山大学)

演習(フィールドワーク)

 7~8人の班に分かれ,事前学習で学んだ危険な場所のキーワード「入りやすい」「見えにくい」をもとに,県庁周辺を歩いて調査し,子供たちに指導するポイントを習得しました。

         フィールドワーク1      フィールドワーク2

演習(マップ作製)

 各班ごとにフィールドワークで調査した「危険な場所」や「安全な場所」の写真や,その理由を書いた付せんを貼るなどして工夫を凝らした「地域安全マップ」を作製しました。

         マップ作製1      マップ作製2

発表

 各班で作製したマップの発表をしてもらいました。発表者は,危険な場所のキーワード「入りやすく」「見えにくい」と安全な場所のキーワード 「入りにくく」「見えやすい」を使い分けて分かりやすく説明しました。

          発表

講評

 講師の比治山大学現代文化学部の上之園教授から,

  •  今日は,「子供たちが自分の安全を自分で守る」力を育成する研修をしました。
  •  「入りやすい」,「見えにくい」という危険な場所のキーワードは,「悪いことをしようとする人が入りやすい」,「悪い事をされても見えにくい」と最初に言葉を付け足すと子供が理解しやすいと思います。
  •  同じ場所でも,何気なく見ていたときには「安全」だと思っても,実際は「危険」な要素が潜んでいることがあるので,キーワードをもとに改めて見ることが大切です。
  •  人の目や意識が,犯罪被害から子供を守る見えないバリアとなります。地域の人のつながりが大切です。
  •  この研修会に参加した皆さんは,今後「チーム大学生」で協力して子供たちを守り,その姿を是非,子供たちに見せてもらいたい。そして,その姿を見ていた子供たちが,将来,自分たちの街を良くしようと活動してくれるようになることを願っています。

との講評をいただきました。

 地域の安全は行政や警察だけで確保できるものではなく,県民,事業者,ボランティア,関係団体など多様な主体による協働・連携した取組が必要です。

 県では,今後も,子どもの安全な環境づくりに向けた取組を積極的に進めていきます。

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