ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

広島大学で子どもの安全な環境づくりに係る特別講義を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2009年7月16日

概要

 児童・生徒に対する「声かけ」や「つきまとい」などの不審者情報が絶えないなど,子どもの安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
 こうした中,県では広島大学との連携のもと,学校教諭を目指す学生を対象に,子どもの安全教育や地域安全マップづくりなどに関する特別講義を実施しました。

1.日時
平成21年7月2日(木曜日)14時35分~16時05分
 
2.場所
広島大学 教育学部 L205講義室 (東広島市鏡山一丁目1-1)
 
3.受講生
第1類 学校教育系 2年生 など 約180人
広島大学大学院教育学研究科長のあいさつ
研究科長あいさつ

講義の模様
講義の様子

4.講義内容                                  
あいさつ等:広島大学大学院教育学研究科長 棚橋 健治
講師:県民活動課 新開事業調整監
講座名:特別活動指導法
演題:子どもの安全な環境づくりの取組みについて
● 子どもを取り巻く治安情勢  
● 「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動など県や教育委員会,地域や学校の取組み
● 学校保健法の一部改正について
● 防犯に関する基本的理論と,子どもの危険回避能力の向上に有効と言われる「地域安全マップづくり」について
 

【学生たちの感想】

●  広島県は,犯罪の認知件数が減少しています。だからこそ,これからも一層地域が一体となって,子どもたちの安全対策のため協力体制を整えて行くべきだと思いました。将来,教員を目指す一人としてそのような取組みへの関心を失くしてはならないと考えました。自分自身も小・中学のころ,HRなどで不審者の情報があっても他人事のようで全く注意を払っていませんでした。しかし,地域の見守り活動にも死角ができてしまう以上,当事者の子どもたちの意識を高めることは重要だと思います。
 学校,保護者,地域,警察そして子どもたちが一体となってこそ,本当の安全に近づいていくことができるものと思います。将来,教員となった時には,子どもたちの防犯意識向上ができる働きかけを行いたいと思いました。

ライン

● 子どもたちの安全を守るためにも,地域の人々が一丸となって子どもたちを見守ることが大切だと分かりました。犯罪に強い3要素のうち,領域性の心理的要素,監視性の心理的要素は,今日からでもはじめられることだと思いました。地域安全マップは教育棟にも貼られているので前から気になっていましたが,今日の講義を聴いて分かりました。子どもたちの目で,地域の安全を確認することで,他の地域に行ってもどこが安全・危険かを把握する力が身につくうえ,地域で環境改善に取組むことで,地域の人々の意識も変わってくるものと思いました。私も地域の一員として人事とは考えず行動していきたいと思います。

ライン

● 子どもが自分で地域安全マップをつくる活動は,子ども自身に安全意識を持たせることができることや,子ども目線で探検すると,大人では気づかない危険な場所の発見につながるという点などの利点があるということが分かりました。是非,小学校で行いたい学習です。同時に,フィールドワークで「見えにくい場所」とされたところが,子どもたちが秘密基地として認識し,危険な目に遭わないように注意することも必要だと思いました。

ライン

● 学校の登下校中や遊びに行くときまで,家庭や教師は,目が届かない。地域安全マップづくりに取組むことによって,子どもに犯罪が起きそうな場所を理解させることは,犯罪の未然防止につながるもので効果的な手法だと思いました。
 子ども自らが気づき,考え,行動したり意見を交換することで,大人が教えるより も記憶に残ると思いました。また,班ごとに役割分担をさせることで,協力して一つのものを完成させる喜びを学べると思う。」是非,地域安全マップづくりを授業に導入すべきだと思いました。

ライン

● 子どもを守る立場になったのだなあと,自分が成長したことに気づかされた。いつまでも守られている立場ではないのだ。二十歳になったことだし,その辺の自覚が大事だなと思いました。
 「人ではなく場所に着目し,犯罪が起こりそうな場所だと認識する力」を一人ひとりが自覚して行くことが大切ということは,「犯罪を減らす=警察だけの仕事」ではないことがわかりました。

ライン

● 地域安全マップづくりに取組む意義が良く分かりました。現代社会の中では子どもを犯罪から守るために,子ども自身の被害防止能力を向上させる必要がある。そのために,大人が危ない箇所を教えたり,「人を信じるな」と教えるのではなく,子どもが自ら歩いて子ども目線で危険箇所を発見していくことが重要だと思いました。また,危ない場所を見抜く子どもの目を育てることで,よく知っている自分の地域だけでなく,初めて行くような場所でも防犯の意識を持つことができるのは地域安全マップづくりの良い点だと感じました。子どもが防犯の意識を持ち,また,地域に守られていると感じながら育っていく環境が理想だと思います。

ライン

● 広島県の犯罪が年々減少しているのは,すばらしいことだと感じました。地域で子どもを見守る活動は私の地元でも活発になっていて,こうした取組みも大切だと思っていましたが,講義を受けて,それだけではなく,子ども自身が自分の身を守る安全教育をすることも大切だということを改めて感じました。私も教員を目指す一人として,子どもの安全対策はしっかりとし,社会人としても犯罪を減らしていけるような取組みにはどんどん参加して行きたい。

ライン

● 今までは,安全対策を受ける立場でしたが,今日の講義を聴いて,将来,自分が子どもたちをどうやって守ればいいのか考える良い機会になりました。私が小学生のころは,保護者が毎朝通学路に立って「あいさつ当番」をしたり,月に何回か下校中に先生が見回ってくれるという対策が行われていました。教師はもちろんだが,保護者,地域の方々にも皆で子どもを守る意識づくりのできる取組みを考えられるようになりたい。

ライン

● 広島大学に行くと決めたとき,両親は,はじめ反対していました。それは,広島は治安の悪い街というイメージがあったからです。しかし,刑法犯認知件数の減少や,少年の犯罪被害の減少している資料から分かるように,広島は両親が思っているよりもずいぶん安全な街になっているように感じました。ありがとうございます。
 また,地域安全マップづくりに取り組むことは,子ども自身が友だちと協力し合ってまとめるということ,地域の人とのコミュニケーションができることなど,安全目的以外にも教育効果がたくさんあるのでとても良い取組みだと思いました。

ライン

● 昨年,県庁で開催された地域安全マップづくり(大学生ボランティア研修会)に参加させてもらいました。昨年やったことを思い出しながら聞く事ができ良かったです。 
 地域安全マップづくりをすると「入りやすくて見えにくい場所」があると目に付くようになりました。私は,地元佐賀県で教員をするつもりなので,地元の方でもこの地図を作ってみたい。

ライン

● 今週末に教員採用試験を控えています。その中で,学校保健法の一部改正と絡めた話や,実際に学校現場で行われている安全に関する取組みの話を聴くことができ大変参考になりました。講義の中でも取り上げられていたように,日々幼い子どもが巻き込まれる事件が多く報道されています。その中で,ただ,子どもたちに対処方法を教えるだけではなく,犯罪を起こす機会を与えないという「犯罪機会論」はこれからの安全対策において大変重要な考え方なのではないかと感じました。教員を志すものとして,子どもたちをいかに危険から守るのか,今回の講義を踏まえ,自分なりに考えていきたいと思います。

ライン

● 犯罪原因論,機会論については心理学で少し習いました。チャンスを与えないようにするのはなかなか難しいですよね。暗い所に外灯をつけても人が少なかったらきっと犯罪は起こるでしょうし,原因論に関しては人の心の問題だから一人ひとり状況は違ってくるだろうし,犯罪を抑えよう抑えようとするほど,それに抵抗して犯罪を起こす人もいると思います。「領域性」「監視性」「抵抗性」というまとめ方は初めて知りましたが,地域安全マップづくりはそこを考えてつくられたものであることが分かりました。これまでは,てっきり事故が起きた危険な場所のことかと思っており勉強になりました。

 

※ より多くの学生に「地域安全マップづくり」について正しい理解を深めてもらいたいと思います。

おすすめコンテンツ

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか? 

この記事をシェアする