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特別講義「子どもの安全な環境づくり」を開催した広島大学からレポートが届きました

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年7月23日更新

概要

 平成25年6月27日(木曜日),広島大学で開催した特別講義「子どもの安全な環境づくり」を受講された学生の方々のレポートが届きました。
 主なものを掲載させていただきます。
○自分が教員になるということは,担当する児童の安全にも責任を持たなければならず,今日の講義で取り上げられた「地域安全マップづくり」が重要になっていると感じた。
 子どもたちに犯罪が発生するおそれがある危険な場所を察知させ,近寄らせないことが,最も大切であると思う。
 教員だけでは生徒の安全を守ることは難しく,地域の人々との協力関係が必要になってくるのではないかと感じた。「守ってあげよう」「協力してあげよう」と地域の人々の協力が得られる関係づくりに取り組みたいと思った。
 「地域安全マップづくり」について,自分がいつも通る道の地図を作るのではなく,あえて知らない道の地図を作るという手法は,本当によく考えられているなと感じた。
 どこの道を通っても危険な場所を理解できるようになれば,子どもたちの犯罪被害は減ると思う。
 私も「地域安全マップづくり」に参加してみたいと思った。
○不審者などの「人」ではなく,「場所」をもとに犯罪が起こりやすいかどうかを察知することは,他の知らない場所に行っても使える手法であるなと思いました。
 「地域安全マップづくり」自体の存在は知っていましたが,目的や進め方は知らなかったので,今日の講義で知ることができて,よかったです。
 私は教育学部で子どもの教育に関することを勉強しているので,今後勉強していく中で,「地域安全マップづくり」の考え方を活用していきたいです。
 教師として教科を教えることはもちろん大切なことですが,命があっての授業であり,「子どもの安全」をいかに守っていくかが重要であると感じました。
○「地域安全マップづくり」の効果として,子どもとともに,大人が一緒になって取り組むことができ,大人の危険改善への意識が高まることも期待できることが,とてもいいなと思いました。
 町内の通学路の見守りに立っていただけるPTAなどの大人だけではなく,マップづくりに参加した大人と顔見知りになる機会はなかなかないと思う。
 子どもの危険な場所を察知する能力は,実際の場所でシミュレーションを通して,どのような場所でどんな犯罪が起こりやすいかを理解してもらい,「怖い」という感覚を持ってもらうことによって,身につくものであると思う。
 私自身,小学生高学年のときに,夜遅くなって,母親から「○○通りが明るいから,そこを通りなさい」と言われたが,暗い道を通ることがよくあった。
 暗いところは危ないということは理屈では分かっていたが,自分の身についていなかった。こういうことをなくせるような活動をしたい。
○地域安全マップづくり」という言葉は,耳にしたことはありましたが,実際に参加したことはありませんでした。今日の講義は,将来教員になるうえで,とてもプラスになったと思います。
 「地域安全マップづくり」は,これまで過去の犯罪発生場所を情報共有するためにつくるためのものであると思い込んでいたので,「犯罪発生マップ」や「不審者情報マップ」ではないという説明に驚き,私の誤解に気づきました。
 子どもの安全を守るために,まず一番大切なことは,子どもたちが自分自身で危険な場所を判断し,場所に応じた適切な行動をとる危険回避能力を身につけることであると聞きました。頑張ってマップを作っても,実際に子どもたちが,普段あまり行ったことのない場所に行ったときに,その場所が危険であるかどうかを判断できなければ,意味がないので,「地域安全マップづくり」は,実際に活用できる教育活動であると思いました。
○今日の講義で一番心に残ったことは,「子どもが大人に対して不信感をいだいてしまう」という視聴したDVDの部分です。自分の子どものときは,「知らない人に声をかけられても・・・」など,「人」を想定した対応が多かったと思います。
 「人」を想定した犯罪原因論よりも,「場所」に注目した犯罪機会論に基づいた指導内容であれば,子ども自身が考えることができ,その上で行動する「自分の身を自分で守る力」を育てることができると思います。
 私自身一人で帰宅する時など,音楽を聴いたり,携帯電話をいじって歩いていることが多いです。しかし,こんな私であったら,子どもの身はおろか,自分のことすら守ることはできません。
 普段歩いている道であっても,どういう場所で犯罪が起こりやすいのか,また,教員として自分が担当した子どもに対して,どのように注意し,身を守らせるのか,そういった場合をイメージしながら,今後,自分の生活に活かしていきたいと思います。
○講義,DVD視聴を通して,「人」ではなく,「場所」に注目して「地域安全マップづくり」に取り組むという考えについて,大変納得させられました。
 不法投棄がある場所は,地域の関心がない証拠という話が出たときには,きれいな街には犯罪が少ないと言われていることの理由が分かった気がしました。
 「場所」に注目することで,いっしょに取り組んでいる児童との関係を深めたり,地域の方々と関わりながら,安全について考える場が与えられることは,貴重な経験になるように感じました。
 何よりも,楽しみながら活動できることが,「地域安全マップづくり」の魅力の一つだろうなと思います。この活動がさらに広がっていけば,安全なまちづくり,学校づくりにもつながっていくような気がします。
 子どもと関わることができる活動であり,時間を見つけて,参加したいです。
○今日受講した「子どもの安全な環境づくり」は,普段の授業では触れないが,大切な課題を扱っていると思いました。
 私が児童生徒だった頃よりも犯罪の発生件数は減っているとのことですが,全国で毎日のように凶悪な犯罪が起こっているのが事実であり,対策の必要性を感じました。
 地域での見守り活動や「地域安全マップづくり」活動は,とてもいい効果があると思います。「地域安全マップづくり」で,実際に犯罪が起こりそうな場所を見つける際のキーワード「入りやすく 見えにくい」を児童自身が身につけておくことは大切なことだと思いました。
○「地域安全マップづくり」に参加したことはありませんが,小学生の時,一つ上の学年が作製したマップが全校生徒の前で発表されたので,危ない道は通らなくなったことを覚えているので,発表を見るだけでも効果があると思っていました。
 しかし,今日の講義で,「地域安全マップづくり」に参加することによって,参加した本人の「危険回避能力」が上がるということを,初めて知りました。また,一緒に参加してくれた地域の方々の安全意識の向上にもつながる効果があるということで,とても大切な取組であると感じました。
 「地域安全マップづくり」は子ども目線から取り組まれますが,大人である私たちにも防犯対策を考える上で通じるものがあると思います。
 路地裏などは,大人の女性も被害に遭うと思いました。子どもだけでなく,大人も安全に気をつける意識を高めていくことが一番大切であると思いました。
○「入りやすく」「見えにくい」場所について,子どもたち自身がきちんと自覚することによって,普段の場所でも,初めての場所でも,危険を回避する能力を身につけることができると思います。
 大半の大人は,子どもを守る側にいます。いわゆる「不審者に気をつけよう」だけでは,一歩間違うと大人不信に陥りそうなので,「しっかりと気をつけていれば大丈夫だよ。必要以上に怖がらなくていいんだよ」という安心感も同時に与える防犯対策を講じることが大切であると感じました。
 そうした防犯対策として,「地域安全マップづくり」は,いい機会になると思います。
○犯罪原因論と犯罪機会論のことを始めて知りました。どの人が不審者であるかは分からないので,自分の身を守るためには,犯罪が起こりやすい場所には一人で行かないといった行動が必要であると感じました。
 私は,すごく怖がりなので,ポケットに手を入れた人とすれ違うことでも怖いので,基本的に徒歩は少なく,自転車を通学などで利用しています。
 私は,8年前の小学校6年生のとき,「地域安全マップづくり」に参加しました。各学校から2名選ばれて,夏休みに講習を受けました。
 今でも「家の塀が高いから見えにくいでの危ない」「街灯がないから見えにくいので危ない」と思います。
 「地域安全マップづくり」に参加することで,実際にフィールドワークをした場所はもちろん,知らない場所であっても,危ない場所がどこであるか分かると思います。
 大人が作った地図を子どもに渡すのではなく,子ども自身が取り組むことに意義があることもよく分かりました。 
○今回の講義を受けて,「子どもの安全な環境づくり」について改めて考えさせられました。
 パトロールや見守り活動などの地域の方々が取り組む中で,子どもたちが自分自身を守れること,危険な場所を判断して,適切な行動をとることの重要さを学びました。
 考えてみると,自分の家の周りや小学校の周りには,「入りやすく 見えにくい」犯罪が起こりやすい場所がたくさんあります。パトロールや地域の見守りにも限度があるし,集団下校も,自宅まで誰かと一緒というのはムリなので,やはり危険な場所を自分で判断して,そういう道をなるべく通らないようにすることが必要だと思いました。
 そのために,「地域安全マップづくり」はとてもいい取組であると思いました。
 私自身,今までに不審者に何回か遭遇したことがあるので,不審者の怖さは少しは分かるつもりです。一番いいのは,犯罪自体がなくなることですが,それが難しいのであれば,安全な環境づくり(安全教育)の取組を学校が地域と一体になって,推進していくことが大事であると思います。
 これからも,もっといつも周りに注意して,自分自身も,自分で身を守れるような行動ができるようにがんばります。
○「地域安全マップづくり」の取組は,大人が作ったマップを見て危険な場所を知るのではなく,子どもの目線で,子ども自らが主体的に活動することで,防犯に対する意識が高まると思いました。
 また,同時に,子どもたちに地域に対する愛着心が芽生え,非行防止にもつながるという点で,この取組に対して大きな期待を感じました。
 私は小学生の頃に,このような取組があれば,もっと防犯に対する意識が変わっただろうなあと思います。
 この取組をもっと全国の多くの小学校に広げていくべきだと思います。
 また,学内だけでなく,地域ぐるみで防犯に対する意識を高め,安全・安心な地域づくりを行っていくことも大切なのではないかと考えます。
○今日の講義で,危険予測・回避能力を身につけることの重要性が分かりました。防犯ブザーや護身術は,それらを身につけることで安心感は増し,被害を小さくすることはできるかもしれません。しかし,よく考えてみると,不審者と対面・接触することが前提の対策です。もしそのような状況になってしまえば,ブザーに気づいてくれる人がいないかもしれないし,護身術をうまく使えるとも限らず,安全の保証は確保されているとは限りません。
 だから,危険予測・回避能力が必要だと思います。
 子どものころから,危険な場所に目を向ける機会があると,大人になってからも,その力は役立ち,受け継がれていくのではないでしょうか。
 学校での取組はもちろんですが,家族や地域でも,子どもに,危険予測・回避能力を身につけさせることが大事だと思います。
○「地域安全マップづくり」は,小学生の時に参加しました。集団下校の班で普段通っている通学路を先生や地域のボランティアの人と危険な場所・安全な場所を確認しながら歩きました。
 教室に戻り,大きな模造紙に,とても危ないなら赤シール,注意が必要なら黄色シールを貼ったり,かけこみ110番の場所を書き込んだりしました。ただただ楽しかった記憶しかなかったのですが,私たちの危険への認識を深めるための取組だったのだなと改めて気づきました。小学校出前授業のボランティアが面白そうなので,参加してみたいです。
○犯罪に遭う危険を回避させる力を身につけさせるために,子どもたち自身が「地域安全マップづくり」に取り組むというのは,子どもが自分で考えて,体験できるのですばらしいと思いました。
 子どものときに,ダメだ,ダメだと言われるだけで,ダメな理由が分からなかったために,軽い気持ちで危険な場所に行き,危険な目にあったことがあり,子どもたちにそういう経験をさせたくないです。
 子どもが自分自身で考え,作るからこそ,現実感が沸いてくるのだと思います。


(受講者からの質問と回答)
また,受講者から質問がありましたので,回答させていただきます。
(質問その1)
 マンションや家の前など,どうしても通らなければいけない場所で,不審者がついて来てしまった場合,どうしたらいいのでしょうか。
(回答)
 夜ひとりで歩いているときなどに,誰かがつけてくるなど「おかしい」と思ったら,近くのコンビニエンス・ストアー等に入って助けを求めてください。コンビニエンス・ストア等が近くにない場合には,110番通報してください。
 マンションのエレベータは密室であるため,見知らぬ人と二人きりになるのは避けてください。二人きりになってしまったときには,緊急時にはすぐ脱出できるよう,開閉ボタンの前に乗ってください。
 また,広島県警察ホームページに女性の犯罪被害防止コーナーがありますので,こちらも御覧ください。
(質問その2)
 遠くの地域から児童が通学している小学校において,「自宅から小学校が遠すぎるため,地図を作るのが大変」「人が少ない。また,範囲が広いため,多くの危険な場所がある」「児童の自宅が広範囲にわたっているのでフィールドワークが大変」といった問題点がある場合,「地域安全マップづくり」をどのように取り組めばよいのでしょうか。
(回答)
 「地域安全マップづくり」は,校区全体について危険な場所・安全な場所を網羅した地図を作製することが目的ではありません。
 子どもたちに「危険な場所」を判断できる力を身に付けてもらい,初めて訪れた場所であっても,その場所に応じた適切な行動をとるよう指導を行い,子どもたちが犯罪に遭う危険を未然に防ぐことを目的に取り組んでいます。
 また,広島県ホームページに地域安全マップづくりに関する情報を掲載していますので,こちらも御覧ください。

 ※広島県では,「『なくそう犯罪』ひろしま新アクション・プラン」が目標としている日本一安全・安心な広島県の実現を目指して,地域の方々と連携して,子どもの安全・安心な環境づくりに取り組んでいます。 
 特別講義を通じて学ばれたことを,「学んだ」にとどめずに,皆さんが御活躍される様々な機会に「活かして」くださるようお願いします。(県民活動課)

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