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廿日市市老人クラブ連合会 大野支部万年青会連合会

印刷用ページを表示する掲載日2010年6月1日

団体の概要

見守り活動の様子

 お揃いのジャンパーで今日も見守り活動

 「廿日市市老人クラブ連合会大野支部万年青会連合会」(会長 谷口恒人,会員2,980名。以下,「万年青会」という。)は,市町村合併前の大野町(現在の廿日市市大野地区)の2つの小学校区(大野西小学校,大野東小学校)を活動範囲として,児童の登下校の見守り活動をはじめ,あいさつ運動,交通安全街頭指導など,地域の安全・安心に取組んでいるボランティア団体です。

 平成22年1月には,防犯活動や交通安全運動に取り組む団体として「減らそう犯罪・なくそう交通事故パートナーシップボランティア団体」に登録をされています。

 大野地域は,広島県廿日市市の西部に位置し,対岸には世界遺産の宮島が見渡せ,気候も温暖で自然環境にも恵まれていますが,近年少子高齢化が徐々に進んできている地域でもあります。

万年青会事務局内風景

 万年青会事務局内に置かれた,観葉植物の万年青

 「万年青会」は,今から約半世紀前の昭和37年9月に,全国に先駆けて発足した老人クラブで,その歴史は古いとのこと。

 会の名称「万年青」について,当時は地元の老人クラブとしてのスタートであったことから,「いつまでも若く,健やかに」との会の趣旨を観葉植物の「万年青」になぞらえて命名されたのではと,谷口会長は話されていました。

 児童の登下校を見守るパトロール隊としてのスタートは,平成18年9月からです。

 万年青会会員の健康と仲間づくりを兼ね,ウォーキングを通じて地域を巡回する「シニア『ウォーキング・パトロール隊』」を展開する(財)広島県健康福祉センターからの呼び掛けに応じる形で結成されました。

 活動は,大野地域を11の区に分けて,各区に見守り活動のまとめ役となる安全部長を置き,組織的に活動を行っています。登校時の見守り活動は,メンバーごとに年間予定表が作成され,一部のメンバーに負担がかからないように配慮されています。

 下校時には,特にメンバーの指定はされていないようですが,「できる人が,できる時に,できることを」を合言葉に,無理なく息の長い活動となるように工夫をされています。

 平成8年頃から万年青会の事務局長を務められている猪股清信さんは,「登下校の見守り活動を始めた頃は,どこの家の子どもか分からずメンバーの中にも戸惑いがあったようですが,地元の小学校や警察署のご支援もあって,活動を続けていくうちに,子どもたちも私たちの姿を見て,あいさつをしてくれるようになりました。私たちもどこの家の子どもかが分かるようになって,コミュニケーションも取れるようになり,随分,活動の励みになっています。今後も息の長い活動として定着を図りたい。」と話されていました。

谷口恒人会長と猪股清信事務局長

 会の活動について,熱く語ってくださった谷口恒人会長(左),猪股清信事務局長(右)

万年青会事務局前にて

 また,会長の谷口恒人さんは,「万年青会は,本当に地域に根ざした様々な活動を行ってきており,自治体からの助成金も頂いている。事業を行う場合,100円の助成金を頂いて,100円の事業をするのであればそれは当たり前。知恵と工夫で300円にも500円にもなる事業にしていくことをいつも考えています。」と力強く話されました。

 更に,見守り活動についても,「会員の皆さんに,本当に献身的に取組んでいただいており,感謝を申し上げたい。今後も継続して見守り活動を展開できるよう私自身もがんばります。」との力強い言葉をいただきました。

 

* 万年青会の皆様「気楽に 気長に 危険なく」をスローガンに 地域の子どもたちの見守り活動 よろしくお願いいたします。
* 健康には十分に留意されますように。取材へのご協力ありがとうございました。

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