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尾道市立大学で特別講義「子供の安全な環境づくり」を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2015年12月10日

 凶悪事件の発生等,子供の安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
 こうした中,県では尾道市立大学との連携の下,教員等を目指す大学生を対象に,「減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の推進状況を説明し,県内の犯罪情勢等,犯罪被害者支援及び子供の安全教育として「地域安全マップづくり」に関する知見を身につけてもらうための特別講義を実施しました。

概要

1 日時
平成27年12月3日(木曜日)14時50分~16時30分
2 場所
尾道市立大学(尾道市久山田町1600-2)
3 講義内容
講師:県民活動課
主旨:子供の安全な環境づくりについて
  犯罪の発生状況
  犯罪の被害に遭った場合の支援
  犯罪の被害に遭わせないための取組
「地域安全マップづくり」による「子供の危険予測・回避能力」の育成 
4 受講生
学校教員などを目指す学生 35名
5 講義の様子

特別講義写真

特別講義の様子

 
【受講生の感想(一部)】 

 大学生になってから防犯の意識というのは薄くなってしまっているが,常に外では危険なことが起こっているのだとデータをもって知りました。
 また,事件が身の回りで起こった時,被害者への接し方として,自分は被害者の心を傷つける不謹慎な言動を取らないだろうか,その人のことを思いやることができるだろうか,と考えさせられる機会でした。
 言葉には,人を傷付ける力があります。
 不幸な状況にある人に対しては,より一層自分の言葉1つ1つに神経を使わないといけないと思います。
 いかに傷付けることなく,またその方々の心の支えになることができるか,他の誰でもなく,自分が率先して援助してあげようという気持ちを持とうと思いました。
ライン

  私が通っていた高等学校に不審者が侵入してきた時,学校という守られた環境の中でも何が起こるのか分からないと感じたことがありました。
 自分の行動に落ち度がなくても,犯罪に巻き込まれたり,自分の不注意から思いもかけず,加害者になってしまうことがあると思います。
 加害者への抵抗や加害行為からの回避,被害遭遇後の相談ができるよう,子供に対して,周囲の大人(特に保護者や教師)がきちんと教え守っていくことが大切だと感じました。
 防犯意識を高めて,少しでも犯罪が減っていけば,子供や保護者など地域社会の全員が安心して暮らせます。
 また,犯罪が起こってしまった後の対応として,被害者に寄り添っていくことが重要であるため,地域や周囲の方々の被害者へのちょっとした心遣いや意識はとても重要だと感じました。
ライン

 将来,教員になって,自分の生徒やその家族が犯罪被害にあってしまった時には,被害者の気持ちに寄り添うようにして話を聞くことが重要であることが分かったので,そうした場合には,周囲の生徒に,被害者にどのように接するべきかということを一緒になって,よく考えていきたいと思います。
 また,犯罪被害を未然に防ぐためには,課外活動といった学校行事などで地域の人々と交流する機会をつくり,登下校時には人から見えない場所は避けるなど,地域の安全を守る取組を行っていきたいです。
 人と人とのつながりが失われつつある今,もう一度その大切さを見直していくべきではないかと考えます。
 そして,他人も自分も大切にしていくことができるような子供たちを育てていきたいです。

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