凶悪事件の発生など,子供の安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
こうした中,県では広島女学院大学との連携のもと,同大学の教員などを目指す学生を対象に,「減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の推進状況,子供の安全教育や犯罪被害者支援,地域安全マップづくりに関する特別講義を実施しました。
特別講義の様子 |
ある日突然に犯罪に巻き込まれ,障害を負ったり,命を落としたりする被害者の方が身近にいることを知りました。
犯罪に遭った被害者は,身体的,精神的な負担や,経済的困窮などに向き合わないといけないことになります。
もし,友達が被害者になってしまった場合には,状いわんや気持ちを理解して自分に何ができるのか考えていきたいと思いました。
今回,特別講義で犯罪の被害に遭われた方への支援があることを初めて知りました。
ニュースなどで犯罪の加害者が逮捕されたりすると,その裁判に関心が集中されます。
一番つらい思いをしているのは犯罪の被害に遭った方や周りの方々なので,その人たちに対する支援についてもっと知ってもらいたいです。
小学生が取組む「地域安全マップづくり」は,子供たちが犯罪の被害に遭わないために「入りやすい場所」,「見えにくい場所」をキーワードに危険な場所を友達と話し合いながら学ぶことができるため,良い活動だと思いました。
特別講義を聞いて,子供たちが犯罪に遭うことがないように,地域で子供たちを守る重要性を改めて感じました。
性犯罪の被害に遭われた方の約8割がだれにも相談していないことを教えてもらい,もっと相談できる環境づくりができればいいと思いました。
どんな犯罪であっても,被害に遭われた方の心の傷は深いと思います。
友達や知り合いが被害者になった時,どんな言葉をかければいいのか,どこまで踏み込んでいけばいいのかを,相手の気持ちをきちんと考えながら接していきたいです。
「子供の安全な環境づくり」に取り組む上で,周りの大人たちが協力して子供たちを見守ることが大事ですが,「地域安全マップづくり」は,子供が犯罪に巻き込まれないために,子供たち自身が危険回避能力を身につけることができる大切な取組だと思いました。