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ワクチン接種の効果等【R3.9.22会見】

印刷用ページを表示する掲載日2021年9月24日

令和3年9月22日、直近の感染状況と新型コロナウイルスワクチン接種の効果などについて会見で説明しました。

知事発言要旨 (PDFファイル)(80KB)
会見スライド (PDFファイル)(1.47MB)

感染状況
ワクチン接種率 
[ 市町別 年代別 ]
ワクチン接種の効果 [ 感染予防  重症化予防 ]
ワクチン接種率と接種意向  [ 広域接種 大規模接種 予約利便性の向上 情報発信 ]
県民の皆様へのメッセージ

感染状況

感染状況については、8月中旬から連日300名以上の新規報告者があり、過去最高数値の更新が続くこともありました。

皆様の協力のおかげで、8月下旬にピークを迎え、現在は減少傾向が継続しています。

感染状況

感染経路が判明している事例における推定感染経路を見ると、家庭内での感染が多く確認されており、経路判明例の半数以上を占めています。

経路判明例における推定感染経路内訳

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ワクチン接種率

続いて、新型コロナウイルス感染症対策の有効な手段であるワクチン接種の現状です。
次の図は、市町別のワクチンの接種状況と県全体の接種状況について示したものです。

早い市町では、住民の約8割の方が2回目の接種を完了しています。
また、本県の接種状況は、現在、2人に1人が2回の接種を完了している状況です。

ワクチン接種率(市町別) ワクチン接種率

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ワクチン接種率(年代別)

年代別の接種状況です。

各年代の接種は、着実に進んできていますが、年齢が下がるにつれ、接種率も下がる傾向があります。

ワクチン接種率(年代別)

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ワクチン接種の効果(感染予防)

患者の同居家族(濃厚接触者)に対する調査

続いて、ワクチンの効果について説明していきます。

感染とワクチン接種の有無について同居家族において調査を行ったところ、ワクチン未接種群の感染率が37.7%に対し、ワクチン2回接種群が13.5%とワクチンを2回接種したことにより、感染率が64.2%減少したと考えられます

この調査では、同居家族という濃厚な接触の集団においても、感染を防止する効果が一定程度表れていると考えています。

なお、今回の調査においては、2回接種後の経過日数や家庭内での感染対策の状況、年齢構成等は考慮していませんので、   今後詳細な検討を行うことも必要だと考えています。

ワクチン接種の効果(感染予防)

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ワクチン接種を行った高齢者の感染状況調査

さらに、先行してワクチン接種を行った高齢者の感染状況の調査を行いました。
 
同程度の感染者が報告されている3つの別に時期において、感染者のうち高齢者が占める割合を比較したところ、ワクチン接種が進むことで、高齢者が占める割合は低い状態で抑えられていると考えられます。

同等の感染状況における高齢者(65歳以上)の割合比較

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ワクチン接種の効果(感染予防) 【まとめ】

先ほどの調査結果から、ワクチン2回接種者は、ワクチン未接種者と比べ、濃厚接触したとしても感染確率が2/3減少したことが確認できました。

ただし、ワクチンを接種した場合でも、感染する可能性があることから引き続き、基本的な感染防止対策が必要です。

ワクチン接種の効果(感染予防) 【まとめ】

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ワクチン接種の効果(重症化予防)

症状の悪化とワクチン接種の有無についての調査

続いて、症状の悪化とワクチン接種の有無について調査を行いました。

高齢者の患者において、入院が必要な状態である中等症2以上の発現率は、2回接種群で13.2%であり、未接種群の41.7%と比較して有意に低く、 ワクチン接種による症状悪化予防効果が確認できたと考えています。

65歳未満の患者においては、サンプル数の差が大きく、有意差は認められなかったものの、中等症2以上の発現率は、2回接種群で2.2%であり、未接種群の6.9%と比較して低い結果となっています。     

ワクチン接種の効果(重症化予防)

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ワクチン接種の効果(重症化予防) 【まとめ】

先ほどの調査結果から、高齢者は、新型コロナウイルスに感染すると、2人に1人が入院が必要な状態に悪化していますが、ワクチンを2回接種した場合、10人に1人に減少しています。

また、65歳未満の方は、ワクチンを2回接種した場合に、1/3に減少したことが確認できました。

ワクチン接種の効果(重症化予防) 【まとめ】

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ワクチン接種率と接種意向(年代別)

続いて、年代別の接種率と接種意向についてです。
次の図において、棒グラフが接種率で、折れ線グラフが接種意向のある層の割合となります。

ワクチン接種率と接種意向(年代別)

現時点では、折れ線グラフと棒グラフとの間の「接種をしたいが予約ができないなど接種待ちの層」と折れ線グラフより上の「副反応や安全性に不安があるなどでワクチンを打ちたくない層」がいます。

この2層の方々のニーズにきめ細かく応じながら接種に繋げていくことが重要となります。

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広域接種

まずは、「接種待ちの層」の方への支援策です。

8月から広域接種を開始しており、通勤・通学先の近くの医療機関など住所地内外に関わらず接種が可能となりました。

8月末までに、18,572人の方が利用されています。

広域接種

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大規模接種会場の設置

続いて、広島市、福山市、東広島市、三次市の県内4か所に大規模接種会場を設置し、接種機会を確保しています。

また、各会場では、12~39歳の若年層及び妊娠中の方と配偶者等の優先枠を設けています

大規模接種会場の設置

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ワクチン接種がしたくても予約ができない方へ

福山会場の予約は終了しましたが、残りの3会場は、まだ予約ができます。

  • 広島会場:天満屋八丁堀ビル6階(広島県広島市中区胡町5-22)
  • 東広島会場:東広島運動公園(広島県東広島市西条町田口67-1)
  • 三次会場:広島県三次庁舎第三庁舎(広島県三次市十日市東四丁目6-1)

12歳~39歳の若年層及び妊娠中の方とその配偶者等の優先枠も設けています。
接種を希望される方は、ぜひ、この機会をご活用ください。

ワクチン接種がしたくても予約ができない方へ

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予約の利便性の向上

また、どこで予約をとればよいかわからないという方のため、スマートニュース株式会社が提供する「ワクチンマップ」を県ホームページで紹介しています。

このワクチンマップは、接種会場や予約状況を簡単に検索でき、Web予約や電話番号を案内する機能も搭載しております。

接種場所等で悩まれている方は、ぜひ、ワクチンマップをご活用ください。

予約の利便性の向上

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ワクチン接種率と接種意向(年代別) 再掲

続いて、下図上側の「ワクチンを打ちたくない層」に対する支援策です。

ワクチン接種率と接種意向(年代別) 再掲

情報発信

ワクチンの副反応や安全性などの情報をSNSやHPなどで発信中

県では、ワクチンの副反応や安全性などの情報をツイッターやフェイスブックなどSNSやHPなどで発信しています。
ワクチン接種を受ける判断の材料としていたければと思います。

ワクチン接種のQ&A(新型コロナウイルス)
「広島県」公式SNSについて

情報発信

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ワクチン接種の促進への広報

また、ワクチンに関する情報については、必要な情報を必要な方へ届ける仕組みを今後展開していきたいと考えております。

さらに、ワクチン接種促進のためのキャンペーンも現在検討していますので、決まり次第、改めて説明させていただきます。

ワクチン接種の促進への広報

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県民の皆様へのメッセージ

県内のデータでも、ワクチン接種の感染予防、重症化予防などの効果が確認できています。

最近は、家族間感染が増えていますが、ワクチン接種によって、同居家族間の感染をかなり防げることもわかってきました。

副反応へのご心配もあるかもしれませんが、コロナ感染者のうち、100人に1人が亡くなっており、後遺症に悩む方も多くおられます。隔離により、家族と数週間会えなくなる方もいます。

こうしたことから、接種するリスクより、接種しないリスクが極めて高いと考えています。

ぜひ、積極的なワクチン接種をお願いします。

県民の皆様へのメッセージ

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