平成18年8月28日(月曜日) 10時00分~16時50分
広島県庁 税務庁舎 304会議室他
・プログラム参加教諭
・広島県教育委員会関係者 等 約30名
テーマ「道徳教育に関する校内研修のすすめ方」
→模擬授業資料へ(PDF1.09MB)
校種ごとに,模擬授業を行い,発問や指導方法など,「道徳の時間」の進め方について具体的な実践研修を行った。
模擬授業をしてないグループは,参観した模擬授業の良い所を青,改善すべき所を赤のカードに記入し,模擬授業を評価した。
○小学校中学年部会・・・資料名「ヒキガエルとロバ」(文部省資料)
授業者 呉市立蒲刈小学校 枝長真智子 教諭
○小学校高学年部会・・・資料名「最後のおくり物」(文部省資料)
授業者 豊平町立豊平東小学校 三宅美由紀 教諭
○中学校部会・・・・・・・・・資料名「裏庭でのできごと」(文部省資料)
授業者 世羅町立世羅中学校 千葉 敦 教諭
小学校中学年部会 | 小学校高学年部会 | 中学校部会 |
授業後の協議を活性化するための方法を学んだ。
模擬授業時に,記入した青,赤カードをもとに,成果と課題をグループごとに模造紙に整理した。その際,課題は,解決策まで考えた。
整理したものは,全体発表したが,部会ごとに特色あるまとめ方をしており,協議会を活性する方法として効果があることを実感した。
→報告の概要へ(PDF23.1KB)
道徳教育推進リーダーとして,研修で学んだことをどのように還元していくかを「平成18年度道徳教育を推進するための中核となる指導者の養成を目的とした研修(中央指導者研修)で学んだこと」と題して,報告していただいた。
北広島町立豊平南小学校 立川 智子 教諭
「平成18年度道徳教育を推進するための中核となる指導者の養成を目的とした研修(中央指導者研修)で学んだこと」
1 中央研修に参加して
(1)中央研修について
(2)中央研修で心に残ったこと
2 道徳教育の充実に向けて ~還元としての取組み~
(1)研修したことのまとめ(報告書作成)
(2)校内での報告会
(3)学んだことを研究授業の中へ
(4)他の先生方へのコーディネーター的役割が担えるように・・・
(5)授業の公開
(6)TTとして一緒に授業を!
(7)校内研修の公開
(8)近隣の道徳担当の先生とのネットワーク
→講義資料へ(PDF1.89MB)
大阪教育大学教授 藤永芳純 先生
「学校全体で取り組む道徳教育と評価」
1 道徳教育を進める上で必要な物
(1) 学習指導要領解説道徳編(小学校・中学校)
(2) 心のノート(小低・小中・小高・中学校)
(3) 道徳教育推進指導資料(小学校・中学校)
2 道徳とは何か
(1) 道徳教育は何をするのか
(2) 道徳という言葉のイメージ
3 道徳の指導計画の課題
(1) 道徳教育の全体計画
(2) 道徳の時間の年間指導計画
(3) 学級における指導計画
(4) 道徳の時間の指導計画
4 道徳教育の評価
5 「心のノート」の作成について
○他の先生と一緒に授業を創るのは楽しい作業で勉強になり,良かったです。これまで模擬授業をする時,授業を進めながら,児童役が「ここはこうした方がいい」と意見を入れていましたが,今日のように「良い所」,「改善すべき所」を分類してメモにして出し合う方法は有効で,参考になりました。
○カードを使ってグルーピングする作業は,成果と課題をまとめるうえで,とても効果的でした。一人で作業するのではなく,グループでまとめていくと,自分では気づかないことに気づくことができ,本当に参考になりました。
○研修報告では,立川先生がとても元気よく,前向きに取り組んでおられる様子が伝わってきました。中央指導者研修での成果を校内や校外でしっかり還元しているのがよくわかりました。先生が,「自分のできることから始める」と話されましたが,私自身も地域に帰った時に,自分のできることを考えて還元していこうと思いました。
○藤永先生のお話はとてもわかりやすく参考になりました。特に「道徳教育は何をするのか」という話の中で,「『想い』や『夢』を追求する力を子どもにつけること」という言葉に感動しました。また,「心のノート」がどのように作成されたかというエピソードは,とてもプラスになりました。4冊の「心のノート」をしっかり見直してみたいです。
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