平成18年5月11日(木曜日) 10時00分~16時50分
広島県立教育センター
・プログラム参加教諭
・関西学院大学研修生
・広島県教育委員会関係者 等 約30名
→講話資料へ(PDF1.04MB)
道徳教育を充実させるための指導計画作成のポイント等について講話を行う。
指導第三課 道徳教育係 吉田光範 指導主事
『道徳教育の指導計画作成のポイント』
(1)道徳教育,道徳の時間の目標について
(2)道徳教育全体計画の作成について
(3)「道徳の時間」の年間指導計画の作成について
(4)学級における道徳教育の指導計画
本プログラムを受講するにあたって,「指導力向上」,「普及」の観点から目標及び目標達成のための方法・手段等をまとめてきたものをもとに意見交流を行う。
→講話資料へ(PDF2.55MB)
道徳教育の基盤である,環境づくりについて具体例を示しながら講話を行う。
指導第三課 道徳教育係 山田幸治 指導主事
<道徳の時間のコーナーの事例> |
『道徳教育の基盤づくり』
(1)人的環境と物的環境
(2)人的環境の具体例
(3)物的環境の具体例
(4)組織で取組む
指導第三課道徳教育係 吉田光範指導主事,山田幸治指導主事
チームのために(4-(1))
監督の言動の意味を考える中で,集団の中で,自分に与えられた役割を責任をもって果たそうとする態度を育てる。
星野君の2るい打(生きる力5 大阪書籍 一部改作)
○導入 野球を話題にし,資料への動機付けを行う。
○資料提示 T1が監督,T2が星野役になり,劇化をしながら場面状況を把握しやすくする。
○展開 資料を通して,「星野」と「監督」の気持ちを考える。
(1)星野にバントを指示した監督の気持ちを考える。
(2)2るい打を打ち,チームを勝利に導いた星野の気持ちを考える。
(3)監督の指示に反して,2るい打を打った星野の行動をどう思うか考える。
・賛否をネームプレートで示した後,討議する。
(4)監督の言う「チームのためになる選手」という言葉を聞いた時の,星野の気持を考える。(中心発問)
○終末 プロ野球の川相昌弘選手の犠打世界記録の話をし,本時のねらいとする価値を印象付ける。
○発問をどのように考えるか。
○資料の分析
関西学院大学教授 横山利弘 先生
『道徳教育推進リーダーに期待すること」
1 研修に大切なこと
(1)感動があること
(2)真実にふれること
(3)参加者の意識レベルを知っておくこと
2 道徳教育推進のために
(1)道徳教育の目標を明確にすること
(2)内容項目を子どものレベルで考えていく
(3)道徳を生活と切り離したり,行動のレベルで捉えないこと
○模擬授業は,小学校5年生という設定で考えていきましたが,やはり大人の意見になってしまいました。しかし,子どもの立場で考えるということは,自分を見つめる良い機会になりました。小学生の資料ということでしたが中学生でも十分活用できるなと感じました。
○横山先生の話は分かりやすく,楽しく,感動がありました。道徳教育の目標がどういうものかすごく分かりました。難しい言葉ではなく,すっと入ってきた感じです。内容項目の見方もとても参考になりました。自分で,解説書を読んでいこうと思います。
○協議では,他の参加者の具体的な目標や達成方法,達成基準などが交流できて,大変参考になりました。また,どのような思いでこのプログラムに参加しているのかも分かり,安心感と一体感を感じることができました。
○講話(1)で研修したことをもとに,自校の全体計画及び年間指導計画を見直したいです。また,学習指導要領をしっかり読んでいこうと思いました。
○環境整備については,道徳の研究校に行った時に,必ずといっていいほど感じていたことなので,少しずつでも改善できるところから行っていきたいです。
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