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豊平町立豊平中学校 実践のポイント

(1)「道徳の時間」の取組み

 道徳の時間は,自分を見つめ直し,人間としてより良い望ましい生き方を考えていく時間である。したがって本校では全教育活動を通して道徳的実践力を高めながらもその中心となる「道徳の時間」を大切にしている。心に揺さぶりをかけたりする自作資料づくり,資料の登場人物の心情に迫るための役割演技,仲間と意見を出し合って深めるディスカッション,究極の選択としてジレンマ教材などいろいろな工夫をすることで生徒達の様々な価値の揺さぶりをかけています。教師と生徒が共に考え,共に共感し感動できる授業づくり・教材づくりに重点をおいて研究を推進している。

研究発表会授業の写真1 研究発表会授業の写真2 研究発表会授業の写真3

(2)学校教育活動を中心とした体験活動の取組み

「道徳の時間」に培った内面化と道徳的実践力を高めるために生徒会・学校行事を積極的に取入れている。

○ 校内俳句大会

生徒会行事の一貫として4年前から行っている。校内外の思い思いの場所に行き,仲間とともに季節を味わいながら俳句を作り,校内で掲示をします。その後,NHKのジュニア俳句大会に応募し,毎年いくつかの俳句が入選している。生徒にとって楽しい一つの行事になっている。

俳句大会

○ 龍頭の時間

生徒会委員会の時間を月に1回,その発表の時間として月2回の龍頭の時間を設けている。生徒自らの手で充実した楽しい学校にしようと工夫しながら活動している。

○ 校内球技大会

学年の枠をこえ,また新入生の歓迎もかねて校内球技大会を行っている。全校集団づくりを基盤に仲間と共に伸びている姿がうかがえる。

ソフトボールの写真1 ソフトボールの写真2 ゆりかご荘

○ 職場体験

3年生は夏休みに,町内18の職場に分かれて地域の連携・協力のもと職場体験をした。働くことの意味やいろいろな職業が私たちが生きていく上で大切な役割を果たしていることを生徒は体験した。と同時に,あいさつや返事の大切さ,時間を守ること等を合わせ習得できたことは成果であった。

○ 体験飛行

 3年生のPTC行事の一つである。保護者とともに地域ごとに分かれてヘリコプターに搭乗して,自分たちの生まれ育ってきた場所を上空から見てまわる「体験飛行」を長年行っている。普段生活している場所を上空から眺めることによって,豊平町の豊かな自然に触れ,すばらしい環境で育ってきたことを再認識し,自然や郷土を愛する心が養われた。

ヘリコプター

○ 朝の読書

本校では学級朝会の前の10分間「朝の読書」として,自分で図書室や家庭などから読みたい本を選び,集中して読んでいる。朝読によって気持ちのいいスタートが切れるようになった。そしていろいろな人の考えを知ることで広い視野が持てるという効果が生まれた。

○ 自然教室

自然教室は,1年生を対象にした入学後に行う行事のひとつで,1泊2日の集団合宿である。自然に親しみ自然のすばらしさを味わうとともに,集団行動を通して集団の一員としての役割と責任・協力の大切さを学んでいる。そのことから,生徒の内面に根ざした道徳性が図られた。

○ 交通安全教室

毎年6月に,警察署の協力により,交通安全教室を実施している。全校生徒を対象に,自転車の安全な乗り方とともに交通ルールや交通マナーを守ることの必要性,大切な命を自分で守るという意識を持たせることができた。

交通安全教室の写真1交通安全教室の写真2

(3)環境づくり

道徳の授業で培われた道徳的実践意欲を高めるために「心のオアシスコーナー」を設置し,掲示物などを工夫している。子どもたちが時にはふと立ち止まって読んだり考えたりしている姿が見られる。

研究発表会の写真1 研究発表会の写真2 研究発表会の写真3

(4)家庭・地域との連携

本校の道徳教育での取組みを家庭・地域に広げ,学校・家庭・地域が一体となることで,心豊かな生徒を育てたいと考えている。例えば,道徳の時間の中味を学年通信等で伝え,保護者から多くのご意見・ご感想が寄せられたりしています。

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