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豊平町立豊平東小学校 成果と課題

(1)研究主題について

○「道徳教育の基礎基本を明確にする」ために,
(1)内容項目の捉えを明確にしてから資料分析に入った。
(2)指導者が,児童の実態をふまえながら教材を吟味し,時には自作した。
(3)深い資料分析によって,中心発問と基本発問・補助発問との関係をしっかり組み立てたり精選した。

 これらのことが相乗効果を生んで,子どもたちほぼ全員が心を揺さぶられ,「楽しい」と感じる授業を創造することができたと捉える。

○ 子どもたちが道徳的な価値に近づくために,発達段階や特性を考慮して紙芝居・ペープサート・役割演技・再現構成法・モラルジレンマなど,様々な方法を取り入れてきたことが「次の道徳が楽しみ」と感じ,道徳的な実践意欲を持てるようになったと考える。

(2)教育全体で行う道徳教育について

○日常生活や様々な対象とのかかわりを深めることを通して,道徳教育を推進してきた。 特に,特別活動・総合的な学習の時間・学校行事では,道徳教育の視点でのねらいを明らかにして,体験活動との関連を図りながら計画・実践を進めてきた。
 その中で,地域を学ぶ機会もふえ,このような体験を通して,子どもたちは,自分のふるさとを大切にしたいという気持ちも育ってきている。

● 保護者や地域の方々の気持ちに感謝し,大切にしながら,今後さらに連携を取り合い,協力しあっていくことが必要である。

○ 学校内外の環境を整えて,子どもたちの豊かな心を育てるための取組みを考え実践してきた。子どもたちは生活の中の様々なことに関心を持ち,「きれいだね。」「すてきだよ。」「楽しいね。」などの素直な反応を表して生活している。感性の琴線に響く活動を今後も続けたい。

●学校生活の中で改善していきたいことを積極的に働きかけるようになってきている児童会実行委員など,道徳的な実践への意欲や態度は育ってきているが,まだ十分とはいえない。
 更に道徳的実践が高まっていくような計画的・継続的な取組みをしていくことが課題である。

(3)教職員の意識の変化について

○私たちが道徳教育の研究を進めてくる中で,何よりも,私たち教職員自身の意識が変わりつつあることを感じる。毎時間の道徳の授業づくりのみならず,学級全体の指導について,一人の課題を教職員共通の課題として受け止め,交流し合い,工夫し合っていくことの楽しさと大切さを実感している。
 私たちのこの充実感と一体感こそが,子どもたちを育てる最大の教育条件ではないだろうか。

(4)児童の様子から

○ 一時間一時間の「道徳の時間」を大事にした取組みを進めてきたことで,積極的に自分の思いを出し合えるようになり,友達と話し合ったり,意見を深め合ったりする活動が楽しいと感じる児童が増え,主体的に学習しよう,行動しようとする意識の高まりへとつながってきている。そのことは,学習意欲の高まりとしても現れ課題に粘り強く取り組んだり話し合ったりする力も向上してきている。

● これからの方向として,もっと子どもたちが考えを多様に展開していく支援や体験活動を充実させていく必要がある。
 また,子どもたちが進んで自分たちの生活をよりよくしていく児童会活動や学級活動について,道徳の時間との相乗効果を考えた取組みを仕組んでいき,充実させていきたい。

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