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坂町立坂小学校 成果と課題

1  これまでの授業実践から

 検証例(第2学年) → 心に響き,自ら深める主体的な道徳の時間になりえていたか。

 【授業の児童アンケート結果】

項目肯定的な回答否定的な回答
(1) 心に残る話だった。97%3%
(2) 自分の考えと友だちの考えを比べながら聞けた。84%16%
(3) 自分の考えを発表することができた。82%18%
(4) 自分の生活をふりかえることができた。83%17%

2 坂小学校「道徳的実践意欲・態度に関する意識調査」結果(抜粋)から

学年(2)道徳の時間は自分にとってためになると思う(10)道徳の時間で学んだことを自分の生活に生かしている
肯定的な回答(%)否定的な回答(%)肯定的な回答(%)否定的な回答(%)
第1学年98.5%1.5%94.2%5.8%
第2学年97.3%2.7%86.9%13.1%
第3学年91.6%8.4%88.1%11.9%
第4学年90.2%9.8%63.9%36.1%
第5学年81.4%18.6%54.7%45.3%
第6学年80.3%19.7%49.1%50.9%

3  考察

 (1) 心に響き,自ら深める主体的な道徳の時間になりえていたか。

  • ○  (1)の結果から,道徳の時間に対する児童の意欲が高まり,心に深く残る学びとなっていることが明らかになった。児童の実態に即した資料を選択し,親しみやすいキャラクターを活用する等提示の仕方を工夫することにより,児童は意欲的に取り組み,キャラクターになりきって自分の生活を振り返ったり,表現したりする授業であったからであると考える。
  • ●  (2)と(3)の結果から,選択した資料の内容や対話活動の取り入れ方によって,主体的に取り組むことができるかどうかが変わってくることがわかった。また,(4)の項目については,質問について,学習や日常生活において具体的にどんな行動が,自分の振り返りにあたるのかが理解しにくく,自己評価をすることが難しかったと考えられる。項目の内容について,改善していく必要がある。

(2) 「道徳的実践意欲・態度に関する意識調査」の結果から

  • ○  (2)の項目の結果から,道徳の授業に対する有用感は高いということが分かる。しかし,(10)の項目の結果を見ると,学んだことを自分の生活に生かすことができている児童は,約7割(全校平均)である。また,高学年になるにしたがって,数値が低くなっている。これは,成長するにつれ,思考能力が発達し,視野が拡大するとともに,内省する心が育ってきたからではないかと考える。
  • ●  一人一人の児童が,道徳的価値を自分の内面から自覚し,様々な場面や状況においても道徳的価値を実現するための適切な行為を主体的に選択し,「実践しようとする内面的な力」を育てていかなければならないことが明らかになった。
  • ●  写真や音声での提示は,学習に対する児童の興味・関心を高めるのに効果的であった。特に,自分の生活実態と直接つながるものについては,主人公の心情を理解し,自分の考えをもちやすく,主体的に考えていくことができるようである。しかし,児童の実態からより高い価値を求めるものに関しては,考えをもちにくい傾向がみられた。

4  成果と課題

  •  ○  1学期の授業実践は,「心に響き,自ら深める主体的な道徳の時間になりえていた」と言える。しかし,理解のしやすさを資料選択の第一条件にしたので,資料や授業の展開の傾向が類似しがちになるという面もみられた。
  • ●  今後,発問と対話活動を連動させ,より多くの児童が自分の思いを明確にもち,互いに興味をもって聞き合い,意見交流ができるような手立てを工夫していきたい。
  • ●  道徳の授業のみならず全教育活動において自己を振り返る場を設定していかなければならない。道徳的実践意欲と態度も少しずつではあるが育ってきていると考えられるが,充分とは言えない。

5  今後の取り組み

  • 検証を通して,道徳的価値を内面化し,自分の生き方と重ねて考えられるような授業づくりを工夫していかなければならないことが明らかになった。そのためには,児童自身が自分を見つめていく学習活動を充実していく必要がある。
  • 自分の考えを発表できる雰囲気づくり,対話活動の工夫を行う必要がある。また,よりよい行動に自ら取り組んでいこうとする意欲や態度の育成を図っていく必要がある。
    授業の中で,児童が自分の生活経験や体験,感覚を生かして考えられるような中心発問の工夫や対話活動の場を充実することで,状況をイメージ化させ,自己内省させていきたい。
  • ワークシートに考えを書かせることで,自分の考えが明確になり,友だちの考えと比較できた。さらに,実際に手紙を書くなどの書く活動を取り入れ,相手意識がもてるような活動を仕組み,児童の考えを引き出し,深める支援を行っていきたい。 

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