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神石高原町立三和中学校 成果と課題

成果と課題

1 生徒による自己評価の結果

「道徳の時間はためになる」のアンケート結果のグラフ「友達の考えを聞いて自分の考えを深めている」のアンケート結果のグラフ

 「道徳の時間」はためになるか」という問いに対して肯定的に答えた生徒は93%で,その理由は「これからの自分に生かせるから」「生活や将来に役立つから」「毎回違う内容でしっかり考えることができるから」などであった。否定的に答えた生徒の理由は,「ためになるとは思うけど,実行できていないから」などであった。

 「友だちの考えを聞いて自分の考えを深めているか」という問いに対して肯定的に答えた生徒は90%で,その理由は「自分が思っていなかったことでも友だちの意見を聞いてなるほどと思えたから」「友だちの意見を聞いて考え方が変わったり,友だちの意見を聞いて共感するところもあるから」などであった。否定的に答えた生徒の理由は「クラスの人の前で発表するのは恥ずかしいから」などであった。

2 研究の成果

(1)道徳の時間の取組み

○座席の隊形を工夫し,「自己を見つめる時間」と「思いを語り合う時間」をきちんと区別することにより,自分の内面をより深く見つめることができたり,友だちとの意見の違いに気づいたり共感することができるようになった。

○道徳の時間を「語り合う時間,自分の思いを語る時間」として位置づけ,全員発表を行うよう取り組んできた。それにより学年が上がるごとに自分の思いを自主的に発表しようとする生徒が多くなってきた。また,書いたものを見なくても自分の思いが長い文で語れる生徒が育ってきつつある。

○1年の時から「心のノート」に授業や体験活動を通して,考えたことや感じたことを書き込んできた。3年間使用することによって同じページを開くこともあり,自己の変容が感じられたり,今の自分の心を見つめたりすることに役立っている。

○全学級TT(担任・副担任・道徳推進者)で授業を行うことにより,細かな生徒観察や支援が行えるようになると共に,多面的な切り込みも実施でき,生徒の思考を深めることに役立っている。

○他校の公開研(道徳)や道徳の研修会に積極的に参加したり,先進校視察を行い,研修に努めた。また,それを自校に持ち帰って広めるようにした。それにより,全教職員の道徳の時間への意識が高まり,新たな教材開発を積極的に行ったり,授業づくりの工夫をし,授業に生かすことができた。また,保護者や地域の方々の協力を得て授業をつくっていくこともできた。

○道徳の授業について,学期末に,各学級で生徒アンケートを実施し,それを分析・交流することで授業改善や各学年の道徳年間計画の見直しを図ることができた。

(2)学校教育全体を通した取組み

○総合的な学習の時間を縦割り学習とした「TATEWARI」や掃除・生徒会主催のオリエンテーリング等を全校の縦割り活動として仕組むことにより,全校生徒がふれ合う温かい場を多く持つことができ,日常生活での生徒どうしのつながりが深まってきた。

○心のガイドブックとしての「心のノート」の活用計画を道徳の時間や総合的な学習の時間・学級活動だけでなく,学校・学年行事の中に取り入れ,学校教育全般で道徳教育を意識した活動ができた。

○体験活動の中に,道徳的内容を意図的に,しかも焦点化して位置づけた。また,体験したことが深められるよう,計画的に道徳の時間との関連を図ることができた。

(3)家庭及び地域との連携した取組み

○道徳の時間や総合的な学習の時間などに保護者・地域を巻き込み,協力を得て,直接生徒達に語りかけてもらう場面を設定していくことができた。また,学校が地域行事へ積極的に参加することで,地域社会の一員としての自覚をより高めることができた。

○学校だよりや学級通信などで,学校・学級の様子や道徳授業の内容・資料,生徒の感想などを伝えた。それにより,保護者や地域に道徳教育への理解を図ると共に,家庭の教育力を高めることができ,生徒の豊かな心を育成していく上で効果的であった。

○学校・保護者・生徒が協力して美化作業などボランティア活動を行うことにより,保護者と共に生徒の道徳性を育てていく取り組みを行うことができた。

3 課題

(1)道徳の時間の取組み

○みんなの前で発表したり,本音を出したりしにくいと感じている生徒もいる。学級集団づくりをさらに進めていくとともに,自分の考えを人に伝える力もつけていくために,「ことばの教育」のさらなる充実が必要である。

○道徳の時間における生徒の思考を深めるための教師の切り返しのタイミングや補助発問などに戸惑う時もある。さらに研究を進め,全教職員が自己の授業力を高めていく必要がある。

○生徒が「心のノート」をさらに自発的に活用するように工夫していく必要がある。

○道徳の時間におけるTTのより効果的なあり方について研究していく必要がある。

(2)学校教育全体を通した取組み

○生徒に「生きる力」をつけるため,全教職員がベクトルをそろえて,教育活動を行うと共に,さまざまな教育活動が個々バラバラにならないよう,学校の組織力をさらに高める必要がある。

○生徒の道徳性の実態をより的確にとらえ,指導すべき課題を明らかにし,全教職員の課題意識を喚起するための研修体制をより充実させる必要がある。

○道徳教育の充実のためにも教師自らが道徳的感性を磨き,人間としての在り方や生き方を探究し続けることが必要である。

○道徳の時間を充実させて道徳的実践力を育て,それを基盤としてさまざまな場でより確かな道徳的実践を繰り返すことで,さらに道徳的実践力を高まっていくよう道徳的実践力と道徳的実践が相互に結びつくように意識して取り組む必要がある。

(3)家庭及び地域との連携した取組み

○保護者や地域の方々との連携を図り,開かれた学校にするために,学校行事・授業参観・講演会への参加を呼びかけを行ったが,まだまだ参加が少ない。引き続き,行事・授業・講演会などに参加してもらえるように工夫していく必要がある。

○地域の人材を活用しての授業や体験活動での交流のより効果的な在り方を工夫し,幅広い道徳性の育成を図る取り組みを充実させる必要がある。

○学校・保護者・地域社会の三者がそれぞれ役割を分担し合って取り組み,三者の連携をより充実させていく必要がある。

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