平成23年度
「心の元気!」1000人フォーラム
道徳教育指定校等における取組を県内の小学校,中学校,高等学校,特別支援学校等に普及させ,本県道徳教育の一層の充実を図る。
広島県教育委員会
平成23年8月11日(木曜日) 10時00分~16時30分
広島大学(サタケメモリアルホール他) 〒739-8511 東広島市鏡山一丁目2-2
県内公立小学校,中学校,高等学校,特別支援学校の道徳教育の推進を主に担当する教師,保護者,教育委員会関係者 約1,000名
10時00分 開会行事
10時20分 (1)全体説明
10時40分 準備
10時50分 (2)実践発表
12時00分 昼食・休憩
13時00分 (3)報告,模擬授業,協議
14時40分 移動
15時00分 (4)講演
16時20分 閉会行事
開会あいさつ | |
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広島県教育委員会 次長 堀野 晶三 |
広島県道徳教育指導資料「読み物教材例集・授業展開例集」の活用に当たって
広島県教育委員会 指導第三課 道徳教育係 指導主事 貞盛 倫子
小・中・高等学校道徳教育実践研究事業
「共感する力と思いやりの心を育成する道徳教育の創造」 呉市立川尻中学校区
「山・海・島」体験活動推進事業
「人・自然との交流を通して感謝の心を育もう」 安芸高田市立美土里小学校
■小・中学校,特別支援学校小学部・中学部会
模擬授業,協議により,新学習指導要領の趣旨を生かした道徳の時間の指導の一層の充実に資するとともに,児童生徒の心に響く指導方法を学ぶ。
《部会分科会別テーマ》
○体験活動を生かした授業の工夫
※資料ぼくの草取り体験 (PDFファイル)(361KB)
出典:小学校 読み物資料とその活用 主として集団や社会とのかかわりに関すること 文部省
○言葉を生かし(表現し)考えを深める授業の工夫
※資料「雨のバスていりゅう所で」
出典:小学校どうとく あすをみつめて4年 日本文教出版
○情報モラルの問題に留意した授業の工夫
※資料幸せコアラ (PDFファイル)(758KB)
出典:小学校道徳読み物資料集 文部科学省
○生徒指導の三機能を生かした道徳授業の工夫
※資料銀色のシャープペンシル (PDFファイル)(316KB)
出典:中学校 読み物資料とその活用 主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること 文部省
■高等学校,特別支援学校高等学部会
報告,模擬授業,協議により,高等学校における道徳教育を充実するための知識・方法を得る。
《部会テーマ》
○人間としての在り方生き方についての自覚を深める授業の工夫
・報告資料 (PDFファイル)(2.4MB)
・模擬授業
※資料一冊のノート (PDFファイル)(530KB)
出典:中学校 読み物資料とその活用 主として集団や社会とのかかわりに関すること 文部省
■保護者部会
情報交流,模擬授業等により,地域全体で道徳教育を推進するための共通理解を図るとともに,学校と家庭や地域社会との一層の連携の充実に資する。
《部会テーマ》
○学校と家庭,地域社会との連携による道徳教育の充実
※資料「はしのうえのおおかみ」
出典:どうとく1 みんななかよく 東京書籍
「これからの10年を見据えた道徳教育の推進
~新学習指導要領の趣旨を生かした次の一歩~」
兵庫教育大学 教授 谷田 増幸 →講演資料 (PDFファイル)(1.05MB)
閉会あいさつ
広島県教育委員会 指導第三課課長 中村 弘市
項目 | とても | おおむね | あまり | まったく | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 今日のフォーラムは,自校の道徳教育の推進に向けて参考になりましたか。 | 28% | 67% | 5% | 0% |
2 | 自校の「道徳の時間」は充実していると思いますか。 | 6% | 68% | 25% | 1% |
3 | 道徳教育の推進を主に担当する教師(道徳教育推進教師)は,校務分掌上 | 7% | 59% | 32% | 2% |
4 | 自校では,児童生徒に道徳性を育成するための体験活動は充実していると 思いますか。 | 11% | 57% | 31% | 1% |
5 | 自校では,家庭・地域社会と連携した道徳教育が進められていると思いますか。 | 4% | 53% | 40% | 3% |
<学校関係者 問1~問5 アンケート結果グラフ> 数値の小数点以下は,四捨五入している
6 | 自校の「家庭・地域との連携」の状況についてお聞かせください。 | はい | いいえ |
(1) | 「道徳の時間」を保護者に公開している。 | 91% | 9% |
(2) | 「道徳の時間」を地域の人々に公開している。 | 71% | 29% |
(3) | 道徳教育について保護者(または地域の人々)と懇談会をもっている。 | 49% | 51% |
(4) | 道徳教育の取組を学校・学年・学校通信やホームページ等で紹介している。 | 65% | 35% |
(5) | 保護者や地域の人々の参加・協力を求めた道徳の授業を行っている。 | 51% | 49% |
(6) | 地域の人々の協力を得て,魅力的な教材を開発している。 | 39% | 61% |
(7) | 道徳性を養う体験活動等を保護者や地域の人々の参加を求めて行っている。 | 61% | 39% |
<学校関係者 問6 アンケート結果グラフ> 数値の小数点以下は,四捨五入している
項目 | とても | おおむね | あまり | まったく | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 今日のフォーラムに参加されて,学校で行われている道徳教育について理解いただけましたか。 | 40% | 60% | 0% | 0% |
2 | 現在,子どもたちの道徳性について満足しておられますか。 | 20% | 40% | 40% | 0% |
3 | 保護者として自校の道徳教育にもっとかかわるべきであると思われますか。 | 50% | 40% | 10% | 0% |
4 | 学校で行われている「道徳の時間(道徳の授業)」や「心の教育」についての情報は,もっと家庭に届くようにするべきであると思われますか。 | 70% | 20% | 10% | 0% |
<保護者 アンケート結果グラフ> 数値の小数点以下は,四捨五入している
学校における道徳教育の一層の充実に向けた継続課題である「道徳教育推進教師の機能化」「家庭・地域との連携」の肯定的評価は昨年度に引き続き増加している。しかし,本県における道徳教育の推進のためには,学校・家庭・地域の連携がますますその重要性を増してくるものと考える。
そこで,学校・家庭・地域社会で進める道徳教育について共通理解を図り,連携を進めるための重要な機会となる「道徳の時間の公開:保護者」「道徳の時間の公開:地域の人々」「道徳教育についての懇談会の実施」のアンケート結果をみると,それぞれ91%(昨年度比5ポイント減),71%(昨年度比1ポイント増),49%(昨年度比2ポイント減,校種別:小学校63%,中学校27%)となる。これらの結果から,一方向の側面が強い「道徳の時間の公開」にとどまり,双方向の連携の機会となる授業後の懇談会の実施までに至っていないという課題(特に,中学校)を見出すことができる。
今後は,学校及び家庭や地域の実態を踏まえ,道徳の時間の授業公開やその後の懇談会の実施,学校便りやホームページ等による情報発信などの取組を創意工夫し,連携を進めるための重要な機会の充実に一層努めていくことが求められる。そのことが,保護者や地域の人々の参加による道徳の授業や地域の人々の協力による魅力的な教材開発,道徳性を養う体験活動等への保護者や地域の人々の参加の促進にもつながり,地域に根ざした道徳教育の推進,ひいては,本県の道徳教育の一層の推進に資するものと考える。
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