熊野町立熊野第四小学校
Kuma4の3つのステップを導入することによって,どこの場面で何を具体的に考えさせたいかを明らかにすることができ,授業の構成をしっかりしたものにすることができた。そのことから,より道徳的価値の自覚に迫り,道徳的実践力にまで高めようとする教師の意識が高まった。
対話活動を行うと,子ども相互が関わる場面が多く見られる。そのため,子ども相互の意見交換が行われ,相手の考えと,自分の考えの違いや似ているところに気付くようになる。そのかかわりの中から道徳的価値の自覚を深めることに効果があることが分かった。
思いやりに対する児童の意識は高まってきている。行動化にまで高まっているかについてはまだ十分ではないが,関連項目においても同様の成果が出ていることから,思いやりに対する意識が高まっていることが分かる。このまま継続して取り組めば,行動化にもつなげることができると考えられる。
これまでの実践をもとに,「気づく」・「深める」・「広げる」の各段階におけるとらえ方について整理し,効果的な指導法を研究していく必要がある。さらにKuma4の3つのステップを意識した授業を展開していけるようにする。
これまでの実践をもとに,対話活動について,具体的な活用方法を整理し,実際に活用する中でその効果と問題点をまとめていく。さらに,その効果的な活用法についても研究していく。
思いやりの心は,一朝一夕にはぐくまれるものではないので,引き続き,相手のことを考え,共感し,それを行動にうつすといった一連の流れを意識しながら,様々な場面で指導していく。また道徳の時間では,その要として,本当の思いやりに迫る授業を構築していく 。
校長名 細川 泰正
所在地 安芸郡熊野町川角295
児童数 553名(18学級)
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