・アンケートから、道徳の時間は「楽しい」と思える生徒が73%から94%近くに上昇している。もともと道徳の授業に対する数値は高かったが、4月以降の全教職員による授業づくりに対して取り組む姿勢が道徳の時間に活気を与え、考えたり意見発表することは「楽しい」と生徒が思えるようになってきている。
・「ゴミが落ちているのを見て、道徳の授業を思い出した」「道徳でやった話が、ドラマ放映されたのを見た」と話す1・2年生。玄関に積んであったアルミ缶を「明日は参観日で親が来るので、美観を損なう」として自主的にアルミ缶の整理・移動をしてくれる3年生の姿。日常生活で、「気づける」「行動できる」生徒が増えている。
・「道徳の授業はどうですか?」の問いに、「しんどいです。」と答える生徒が多い。「何故しんどいのですか?」と問い直すと、「考える内容が重いです。」との答え。真剣に考えている生徒の声である。
・道徳の授業の改善と工夫に取り組んできたが、生徒アンケートからは未だ自己肯定感の数値が60%台で横ばいという結果が出ている。これは道徳の授業だけではなく、教科・体験学習・行事・生徒指導といった、全領域で統一した方向性での取り組みがなくては、生徒に自己肯定感を持たせることはできないことを示している。今後も全領域でコミュニケーションを大切にし、お互いが信頼し感謝の気持ちが持てるような取り組みが必要とされる。
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