平成16年12月6日(月曜日) 10時00分~16時30分
大野町立大野東中学校
平成16年度道徳教育実践研究指定校新規校の道徳教育推進者
大野東中学校及び近隣小・中学校の教職員 約25名
テーマ「国を愛する心を育てる道徳教育」
「国を愛する心を育てる道徳教育」をテーマに各校が取り組んだ実践例の交流と協議を行う。
郷土を愛する心が日本全体に開かれたものへと発展し,国を愛する心が児童生徒の内面から自覚されることが大切である。そのためには,郷土や我が国の文化や伝統を知識として理解するだけでなく,その中には人々の願いや思いが脈々と受け継がれてきたことを理解させることが必要である。そして,子どもたちが文化や伝統とのかかわりを深め,優れた伝統の継承と新しい文化の創造に貢献する態度を養いたい。
国を愛する心を育てる教育は,各教科や道徳,特別活動,総合的な学習の時間のいずれともかかわりをもっている。国語科や社会科,音楽科等にも文化や伝統を大切にする心を育てる学習内容がある。取り上げようとする文化や伝統の特質に応じて,道徳や特別活動,総合的な学習の時間や教科の関連を図りながら総合的な指導ができるように工夫したい。
大竹市立小方小学校 益田由紀子 教諭
○小方小学校の概要
○学校教育目標とめざす児童像
○研究主題と主題設定の理由
○取組みの視点
○道徳の具体的取組み
○道徳研究推進体制づくり
○意識の変容
○国を愛する心を育てる授業の実際
指導第三課 亀井伸幸 指導主事・山田幸治 指導主事
・「心のノート」の活用について
・道徳教育推進状況調査の結果について
・地域の人々と共に育む道徳教育の推進
・道徳教育における評価方法の工夫
・道徳の授業の研究体制の工夫
片岡由美 教諭・三桝明子 教諭
第2学年2組
愛国心【4-(9)】
自国や他国の伝統や文化を大切にしようとうする心情を育てる。
リサの宿題(出典 中学校心の元気2 広島県教育委員会)
ワークシートに思いを書く生徒 |
ワークシートを交換し,意見交流 |
板書 |
○ 愛国心という響きにかまえのようなものを感じる一方,日本人としての自覚と誇りを育てていく必要性を十分感じている。いろんな日本の文化や伝統を知識として教えこみがちだったことに気付くと同時に,子どもがどうかかわりを持つようにしていくかをポイントに今後の指導につなげていきたい。
○ 実践発表では,他教科との関連をうまく位置づけることや伝え合う力をつけていくなど全教職員で検討し,意識統一して進んでいくことが大切であると感じた。本校でも授業検討を各学年でしてはいるが,全体の流れや方向性を決めるのは推進者の役割であると改めて思った。
○ 指導講話では,研究公開を終えての反省を来年度につながる形としてまとめていただいた。校風をきちんと把握し,レベルアップのために本校の教職員の意識統一が大切だと感じた。
○ 研究授業は,導入でゲームを取り入れて,温かい雰囲気をつくられており,見ている方が引き付けられた。TT同士の細かい打ち合わせも見られ,授業づくりでの協力体制の良さを感じた。
○ 研究協議会での発問についての協議は深まった。話合いを活性化することが,授業づくりで大切であるということは,中学校だけでなく,小学校でも言えることである。
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