月刊こちら広報課 2018年2月号

今月のよくばりさん

廿日市市 岡本 礼子さん

今月のよくばりさん 岡本 礼子さん
アトリエREIレイこども舎の様子

仕事をしながら絵の勉強を続ける

小さい頃から、絵こそ自分の世界だと感じていました。 そのため、大人になっても保育士の仕事をしながら家事の時間をやりくりして、展覧会への出品を続け、さらに技術を高めようと、東京の美術大学(通信制)でも絵を学びました。 好きな絵とはいえ、当時は大変でしたが、家族や職場の協力もあり、何とか卒業できました。
そして50代を迎える頃、残りの人生は自分がやりたいことに集中したいと思い、保育士の仕事を辞めたのですが、再び保育園から声がかかり、今度は子どもたちに絵を教えに行くことになりました。 感性豊かな子どもたちに絵を教えることは思った以上に面白く、決まった時間だけ“絵描きのおばちゃん”として通うのではなく、もっと広い視野から子どもたちの成長の手助けがしたいと考えるようになりました。

絵を描く子どもの様子

やりたいことと仕事がかみ合い、保育園を自ら開園

アートで自分を表現することは、子どもたちにとっても楽しいようで、アートを通して想像力や考える力を育てる認可保育園を自ら開園しました。 以前は、保育の仕事と絵を描くことを分けて考えていたのですが、“絵描きのおばちゃん”として保育園に通ううちに、自分がやりたいことと、子どもたちにしてあげたいこと(=仕事)がかみ合うようになっていきました。
保育園での美術教育の先進地域であるイタリアのレッジョ・エミリアを視察した時には、廃材などを使って遊びの中で造形教育をしている様子や、子どもが大人と同じ道具を使っているのを見て、本物志向で絵を描いていることに感心しました。 日本では、子どもの芸術教育にかけるお金や時間がまだまだ少ないのですが、芸術によって感性を育むことは、技術や学力を身につけるためのベースになると私は考えています。

今月のよくばりさん 岡本 礼子さん

描けば描くほど欲張りになります

子どもたちが無心で創作する姿は、私にとっても大きな刺激になっています。 今では絵を描くことと仕事が互いに相乗効果を生み出しているように感じていて、毎朝4時に起きてキャンバスに向っています。
絵を描く時は、「自分らしい絵とはどんなものだろうか」と自問自答しています。 芸術が好きな方だけではなく、一般の方や外国の方が見てどう思ってもらえるのか、作品を通して試してみたいですね。 いつまでも絵を描き続けるための原動力は体力で、元気だからこそ、題材からのイメージが沸いてきます。 そうした意味でも、子どもたちと接することでもらえる元気が作品づくりに活きて、子どもたちと一緒に私も成長しています。 これからも、色んな目標を持って欲張りに人生を楽しんでいきたいです!

カラフルに表現された風景画

風景をカラフルに表現

葉っぱを使って絵を描く子どもの様子

葉っぱを使って絵を描くことも

保育園の外観

保育園のマークも岡本さんがデザイン

今月号の目次