月刊こちら広報課 2017年10月号

今月のよくばりさん

府中市 井上 隆雄さん

今月のよくばりさん 井上隆雄さん
工作教室の様子

木工から地域おこしのネットワークを広げる

府中市で家具メーカーを創業し、私で三代目になります。 目標は家具を通して快適な暮らしやライフスタイルそのものを提案していくこと。 私は、家具に合わせて家がつくられることで、家と家具が一体となった理想のくつろぎ空間が生まれると考え、「暮らしや人が集まる場所の中にある家具や日用品」を集めたスペース「暮らしの音 のとこ」をオープンしました。 生活の声が集まって暖かい、~のとこ(所)という思いを込めています。
「のとこ」では、絵や工作の教室や、ワークショップ等も開催。 毎回のように参加される常連さんもいて、とても好評なので、今後はここをきっかけに地域おこしのネットワークを広げていきたいと思っています。 他にも地元の小学校で木工の素晴らしさや府中家具の歴史について話をするなど、欲張りにチャレンジ中。 家具の開発や売る側から見たものづくりの素晴らしさや楽しさを伝えていきたいです。

商談の様子

家具を通してライフスタイルを提案

府中市は婚礼たんすで有名でしたが、今は婚礼家具全般の売り上げが厳しい状況です。 当社も打開策を模索し、10年ほど前に、福岡県大川市のメーカーと府中市のメーカーが協力して、木の素材感を生かした新プロジェクト「kitoki」を始めました。 今まで使っていなかった部分を家具として有効活用した、エコファニチャー(※)と言えます。 「kitoki」のデザインをお願いしたことで、家具を中心に生活に関わるすべてのデザインを手掛ける方とのつながりができ、今までにない斬新なコンセプトのデザイナーズ家具を製造できるようになりました。 「のとこ」にもつながりますが、今後は、自分たちで作ったものを、自分たちで発信し、ライフスタイルも提案していく必要があると思います。 最近は住宅メーカーが建築時に家具も一緒に提供するケースが増えていますが、逆に家具の視点から住まいづくりを提案していきたいですね。

※ エコファニチャー:広葉樹資源をどのように利用するのか、さらには天然木の特長(キャラクターマーク)を取り入れることが独自性のある魅力を発揮するばかりではなく、環境に優しい。(アメリカ広葉樹輸出協会HPからの引用)

今月のよくばりさん 井上隆雄さん

よくばり=皆さんにくつろぎの空間を提供し、木の温もりも伝えていきたい

私の理想は、暮らしやすい家具に合わせて住まいを作ってもらうこと。 私の「よくばり」は、自分の家だけでなく、皆さんの家も、早く帰ってくつろぎたいと思ってもらえるような場所にしていくことです。 仕事は忙しいですが、子どもの行事にはできるだけ参加して、家にいる時間が少ない時も、必ず子どもの顔は見ています。 目を合わせるだけでつながるものもあるので、私の暮らしにとって大切な時間。 社員のみんなにも、目一杯働いて、きっちり休んでほしいので、休暇を取りやすい環境づくりも進めたいと思っています。
これからの夢は、学校に木の机を復活させること。 無垢材の木の机を6年間ずっと使って、卒業する時に手直しし、次の1年生に渡していく。 木の温もりと物の大切さを伝えるためにも、一クラスからでもスタートできたらと思っています。

ショールームの内観

ショールーム内観

工作教室の様子

木工の楽しさに触れるきっかけを提供

暮らしの音 のとこの入り口ドア

暮らしの音 のとこ

今月号の目次