2017年8月号

県民テレビのこぼれ話

県民テレビ(7月12日放送)でご紹介した「さとやまピクニック 収穫どっさり交流会」で、ゲストとして登壇したstudio-L代表の山崎さん。全国各地の地域の課題を地域に住む人たちが解決するために支援する「コミュニティデザイン」に携わり、「ココロザシ応援プロジェクト」の総合監修を手掛けています。後半戦に差し掛かり、ますます盛り上がりをみせる「ひろしま さとやま未来博2017」や「ココロザシ応援プロジェクト」への思い、見どころについて、交流会後にお話をお伺いしました。

studio-L 山崎 亮さん

studio-L

代表

山崎 亮さん

さとやまピクニック 収穫どっさり交流会の様子

Q. 「ココロザシ応援プロジェクト」の企画者の皆さんが集まる場は、3月末に開催された「すっごい交流会」以来およそ半年ぶりでしたが、いかがでしたか?

山崎さん ますますパワーアップしているように感じましたね。 3月に開催した交流会では、企画者同士のつながりもまだあまりなかったので、「これからどうなるんだろう」という不安を感じていたり、全体的にぎこちない雰囲気もありました。 でも今回は、すでに知り合いになっている人も多く、交流会を通じてさらなるつながりも生まれて、全体の盛り上がりを肌で感じられました。

ココロザシ応援プロジェクトの様子

Q. そんな皆さんが企画・実施している活動について、訪れる参加者の皆さんには何を感じ取って欲しいと思いますか?

山崎さん まずは企画を実施する皆さんを含む、中山間地域に住む皆さんにとって、「自分たちの生活こそが未来の暮らしなんだ」という自信をつけてもらう機会になるとよいと思います。 皆さんはきっと、自分たちの地域の暮らし方には大切なものが残っているということに気づいてはいると思うんです。 でも、都会に比べて不便であったり、人間関係に戸惑ったりして、いまいち自信が持てないでいる。 ココロザシ応援プロジェクトを通じて「自分たちはものすごいお金を稼いでいるわけではないし、めちゃくちゃ便利な生活をしているわけじゃないけど、おもしろいことをやる時間があるし、価値観を共有する人と一緒に活動できているよね」と褒め合って、体感して、自分たちの暮らし方に自信をつけてもらいたいですね。

ココロザシ応援プロジェクトの様子

Q. では反対に、都市部など中山間地域以外から訪れる参加者の皆さんには、何を感じ取って欲しいと思いますか?

山崎さん 都市部に住んでいる人など中山間地域外から来た人たちには、まさにそうした暮らしを体感してもらいたいです。 都市部で楽しいことをやろうと思うと、1時間に1,500~2,000円、しかも全く知らない人にお金を払わないといけない。 一方、ココロザシ応援プロジェクトで出会う人たちはあんまりお金はもらわないけど、なんなら自分たちで出し合ってでも楽しいことをやりながら本当にいい仲間になっていて、充実した人生をつくっている。 それを体感して、「この人たち、今日のためにどれくらい準備してたんだろう。お金ももらわないのに、楽しそうにしている。これって何なんだろう?」と自分自身に問いかけて欲しいです。

さとやまピクニック 収穫どっさり交流会の様子

Q. 山崎さんが思う「一番の注目ポイント」はなんでしょうか?

山崎さん 実施している内容よりもむしろ、よく見て欲しいのは、企画を実施している人自身が一番楽しんで、目を輝かせていることですね。 実施している人たちが楽しそうにゲラゲラ笑っている、面白そうにやっている。 そんな様子を見てもらって、「よくわからないけどこっちも楽しくなってきた」と感じてもらいたいです。

さとやまピクニック 収穫どっさり交流会で講演する山崎さん

Q. さとやま未来博は「これからのニッポンの見本になる」をキャッチフレーズとしています。さとやま未来博の「見本になる」「見本にできる」という部分はどこだと思いますか?

山崎さん 「自分たちで楽しさを自給する」ということです。 これからの日本では自分たちの人生の楽しさをお金で買うのではなくて、自分たちで生み出すことが求められると思います。 自分一人でやると疲れちゃうけど、周りと一緒に「自分たち」で何とか生み出せることが、未来の日本のとても重要な暮らし方になると思います。 それを実現している人たちがさとやまにはすでにいるんですよね。

studio-L 山崎 亮さん

Q. 「ココロザシ応援プロジェクト」には「地域振興」という大きな柱があります。そこにこれからどのようにつなげていけると考えていますか?

山崎さん 「地域振興」の「振興」は「振れる」と「興る」という言葉からできていますよね。 人との出会いから刺激を受けて心が揺れて(振れて)、何かを興していく、興ってくるという意味での、「地域振興」はもうすでにできていると思います。 一般的に、「地域振興」というと「地域が経済的に潤っているか」に注目されがちですが、それは結果の一つにすぎないと思っています。興ってきた活動のいくつかが地域の産業になったり、雇用を生んだりすることもありますが、短期的な視点でそればかりを追いかけてしまうのは危険だと思います。 変わった活動だなと思っていたような活動が、すごく有名になったり、地域の課題を解決するようなこともあるからです。 長期的な視点を持って、今始まっている活動を大切に継続、発展させていくことが、思いもよらない「地域振興」を生んでいくのではないでしょうか。

撮影にご協力いただきました!

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